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「さらば友よ」
投稿日 : 2001/12/22 06:01
投稿者 梶原正義
参照先
作詩/作曲:ささきいさお/編曲:横山菁児

元々は『テレビオリジナルサウンドトラック盤/科学忍者隊ガッチャマン』に新曲として収録されたものだが、後にラジオドラマ『科学忍者隊ガッチャマン』でも使用されたのでより有名になった。
そんなことより何と言っても"ささきいさお"氏の作詩/作曲であり氏の思い入れの強い曲として絶対に外せないものである。
ガッチャマンの「コンドルのジョー」の声をあてて全国の女子高生の皆しゃん^^;の熱い支持を受けていた佐々木功氏に、当時の部長さんから曲づくりを勧められたのが、きっかけだったらしい。
しかし、作詩/作曲もなさるとは芸の幅の広い方なのだと思う。
歌詞の内容は、パート1の後半部におけるジョーの心境を歌い上げたものだが、同時に佐々木功氏の心境も重ね合わせたものと言えるだろう。
曲のアレンジは、かの横山菁児氏が担当している。横山氏はもっとスローなテンポにすることを望んだそうだが、当時の流行歌が頭にあった佐々木氏の要望でテンポアップしたという逸話があるそうだ。もっとも、そのことを佐々木氏は大変後悔しており、デビュー40周年(!)記念盤ではスローなテンポでジャズアレンジで再録している。
確かにそういう事情を聞いてから、オリジナルのバージョンを聴くとやっぱり速くて前へ前へ突っ込む感じだ。その意味ではジャズバージョンの方が良い。歌詞の内容も、現在の佐々木さんであるが故に重く響いて来るし、またその歌いこなし方も格別の味わいがある。数あるジャズアレンジの中でもやはりこの曲が一番の出来である。
曲調は、当時のシンガーソングライター風な演歌調といった感じだろうか。どちらかというと刑事もののサントラにありがちなポマード臭い(失礼!)部分もあって、クールなジョーのイメージとは違うという意見もあったようだ。
しかし、横山菁児氏のアレンジはいつもながらに秀逸だ。やはり高音に特徴のあるストリングスの美しさにより、この曲に随分クラシカルな趣を与えている。それこそシンガーソングライター系の歌伴ドラムやちょっとジャジーで弾むピアノのアレンジも結構その時代のアシッドな感覚があり、オリジナルバージョンもまた捨てがたい味がある。
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