「戦え!レッドタイガー」
投稿日 | : 2001/12/26 23:13 |
投稿者 | : 梶原正義 |
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「戦え!レッドタイガー/母を求めて/出撃!レッドタイガーの詩」
作詩:大野幸太郎(OP)・保富康午/作・編曲:植原路雄(OP)/菊池俊輔
1978年放映の特撮アクションヒーローもの『UFO大戦争 戦え!レッドタイガー』の主題歌&挿入歌で、当時のシングルは、何とB面に2曲が収められた3曲入りという変則的かつ"増量セール"的なものであった。
番組自体が、後楽園ゆうえんちの野外ステージショー向けのヒーローとして作られたということもあってか、全体的にシンプルで定型的な造りである。
OPは、ほとんど月光仮面のような典型的変身ヒーローソングだ。我らが佐々木"いさ王"功氏は、余裕綽々で堂々とした歌いっぷりだ。コロンビアゆりかご会と気持ち良く合唱している。シンプルな構成だけに安定したバリトンボイスが冴えて気持ちがよい。
B面の2曲はおなじみ保富"ロマンちっく"康午&菊池"アクション"俊輔両氏の黄金コンビ。特に「母を求めて」は保富"ロマンちっく"康午先生の叙情的歌詞と菊池氏お得意のウェスタン時代劇風な"さすらいの"バラードメロディが印象的だ。
男親一人だった当時の佐々木功氏の境遇を思うと、この手の歌詞を持つ歌での氏の歌いっぷりに特別な感情を抱いてしまう。
「出撃!レッドタイガーの詩」は、これまた菊池氏お得意のマイナー系ヒーローソング。もはや菊池氏の独壇場で、ブラス隊のレスポンスやサビでのメジャー転調は王道の定番だ。
ただし、ギターも含めたリズム隊がいい感じにロックしており、躍動感に満ちている。声優「佐々木功」の雄叫びをブレーク的にはさんだ後のサビのテンポチェンジもいいアクセントだ。
それにしても"お宝鑑定団"もののブリキのおもちゃみたいな巨大ロボット要塞・ランボルジャイアントのデザイン・・・うーむダサイ。