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「われらガッチャマン」
投稿日 : 2001/12/29 23:09
投稿者 梶原正義
参照先
「われらガッチャマン/明日夢見て」

作詩:保富康午/作・編曲:すぎやまこういち

これは『科学忍者隊ガッチャマンU』の主題歌OP/EDで、当番組はジョー役の佐々木功氏とパンドラ博士役の奥様の上田みゆきさんの馴初めがあったことでも有名な作品である*^0^*<エヘヘ
作曲が前作の小林亜星から劇場版の音楽で好評を得たすぎやまこういち氏に変わり、歌も"しみょんみゃしゃと"(子門真人)から我らが佐々木"ジョー"功氏に交代した。
OPの作詩は保富"ロマンちっく"康午氏、余りに有名な前作(替え歌も有名だ)のイメージを意識しすぎたか「誰だ!」に対応する形で「待っている!」というような歌詞を用意したのではと勝手に推測しているが、そのせいでかえって本来持ち味の"ロマンちっく"な感覚が全面に出て来ていない印象がある。全体的にも何となく前作の路線を踏襲しすぎて、かえって説明クサくて幼稚な感じがあると思う。
作・編曲はGS等のヒット曲で有名なすぎやまこういち氏で、こちらもやはり前作を意識したか"らしさ"は少し薄い印象だ。しかし、そこは「シーサイド・バウンド」等のGSヒット曲を生み出したすぎやまこういち氏だけに、マイナーを挟みながらもノリのあるメロディである。よーく聴くと上記の曲などと共通するフレーバーがあることが分かる。
アレンジはやはりGS風ノリ重視でバスドラを中心にしたリズム隊のビートが基本で、ストリングスやホーンなどはあくまでメロディを活かす形で使われているが、それにしても飛翔感あふれる流麗さである。
さて、ささきいさお氏は「ガッチャマン」の主題歌だけに作品世界は知り尽くしている訳で余裕満々。ジョー役のイメージがダブらないように歌手"ささきいさお"としたことなど、この時期になっては意味もなくなり、肩肘貼らずにのびのびと自信をもって歌っているような姿が目に浮かぶ。ひさびさに声優「佐々木功」のセリフも聴ける。
それにしてもラストのピアノの不協和音は何の意味があるのだろうか?^^; まるで「あれは何だ!」と叫ぶ川口浩隊長か「助さん!」とご隠居が訝る水戸黄門の葵の御紋1/4カット付CM入りカットのSEだ!!
EDは、「ゴレンジャー」以来となる堀江美都子さんとのデュエット。さすがにEDは前作の束縛から自由であったか、保富・すぎやま両氏も多少リラックスして(?)持ち味を出している。保富氏の"ロマンちっく"路線も全開!(もうエエか)。すぎやま氏のメロディもより"らしく"歌謡GS路線でスピード感たっぷりだ(より「ブルーライトヨコハマ」的なメロディだ^^;)。こんな元気にエンディングを迎えてしまってよいものかと思えるほどだ^^;;; アレンジもリズム隊中心でエレキギターの歪み方もロック的だ。印象的なブレーク風なブラスも曲にエネルギーを与えている。
そして、ここでも堀江美都子さんのソウルフルで迫力ある歌いっぷりは佐々木氏を圧倒しかねないほどだ。歌をぐいぐい引っ張っていく感じだ。ささきいさお氏もひさびさのロック系の曲でノっている。個人的にはスピーディな歌に比してEDがほとんど静止画のカットだったので逆にインパクトがあって印象に残っている。
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