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「希望よそれは」
投稿日 : 2001/12/31 23:39
投稿者 梶原正義
参照先
作詩:関根栄一/作・編曲:菊池俊輔
『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』のOP主題歌である。フジTV系の日曜午後7:00〜7:30枠で、それまでのロボット/SF路線から古典作品へという新機軸のアニメであります。EDは堀江美都子さんの歌う「王の中の王」。因みに、この続編『もえろアーサー 白馬の王子』では水木一郎氏がOPを担当している。
さて、この「希望よそれは」は、言うまでもなく”ささきいさお”氏による歌唱で、佐々木&菊池両氏の黄金コンビの作品の一つであります。
全体的には、作品の雰囲気そのままに荘厳でオペラチックな作風である。イントロのファンファーレ風ブラスからしてもろ”中世ヨーロッパ”的な感じだ。しかし、そこは菊池俊輔氏のお得意のブラスでもある訳で、全体的にはオペラ調でもきっちりと菊池節に味付けしてある。もっとも今回は低音のホーン系の楽器も絡めて使用してあり、いつになく重々しい響きを効かせるなど、ちょっとしたひねりがまた見事である。メロディを煽るようなストリングスも菊池節ならでは。
ただ、部分部分を見ると「どっかで聴いたような」というこれまた菊池氏の”得意技”も目立ってきているように思う。作りもなんとなく「暴れん坊将軍」か「銀河大戦」風にも思えるし、特に間奏の旋律は一瞬「ヤマト」かと思う時もある^^;。こおろぎ'73のコーラスも確かに力強いオペラ調だが、悪く言えば「銀河大戦」のパターンと同じだし、「秘密戦隊ゴレンジャー」のそれとも言える部分もなくはない。
菊池氏の本心は不明であるが、まぁそれだけこのメロディやアイデアがお気に入りなのだろう。また同時によく勉強もされてるということなのだろう。
単純な”中世ヨーロッパ”楽曲にせずに、あくまでアニメソングとしての味わいを残すための"オマージュ"的使用だったのかもしれないし、おかげでクラシックにありがちな暗さや窮屈さ退屈さとは随分と無縁な親しみやすさや躍動感があるのも事実だろう。
さて、肝心のささきいさお氏のボーカルであるが、さすがにお馴染み菊池メロディということでお手の物といった感じだ。特に氏の迫力ある低音は、この曲の荘厳で重々しくも、どこか落ち着いた雰囲気にマッチしている。楽曲自体がクラシカルであるが故に定型的な格式に満ちている作品には、ささき氏のスタンダードな歌唱が光ってくるから不思議である。多少固い印象もなくはないが・・・。
確かに、曲のイメージに合わせて本物の声楽家を使用するというアイデアもありだったかも知れない。しかし、上述のオマージュ的な使用も含めた”アニソン”としての魅力を保つという点で、やはり"本物の"アニソン歌手である佐々木氏という点は重要だろう。
そういうこともあって、ささきいさお氏のファンには結構人気が高い作品のようだ。ちゃんとカラオケにも入っているしね。
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本当の主題歌?
投稿日 : 2002/02/09 22:49
投稿者 Excalibur
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レギュラー陣や舞台設定をガラッと一新した続編シリーズ『燃えろアーサー 白馬の王子』では、当然のように主題歌も変更された。
ただその『白馬の王子』編の最終回、奪った海賊船で敵の本拠へ乗り込もうとするアーサー王子たち一行。そのアーサーの「いざ、出陣だ!」のセリフとともに浮上する海賊船というシーンに、イントロからこの歌が流れゾクゾクさせてくれる。愛着というか、やっぱり主題歌なんだろうなー。
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ぼくの獣が ほえている
投稿日 : 2002/02/09 22:38
投稿者 Excalibur
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『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』の主題歌。
第一話、イントロを聴いただけで作曲家がわかるくらいの堂々たる菊池メロディーだったが、正副主題歌のみの登板で劇伴は担当していない。『UFOロボ グレンダイザー』、『惑星ロボ ダンガードA』、『SF西遊記スタージンガー』(及び『SF西遊記スタージンガーU』)に続いて同時間帯(日曜7時のフジテレビ)の連投だけにちょっと残念に思ったものだが、田辺信一のBGMが素晴らしかったのでこれは結果オーライ。
さて、今回は中世の騎士物語が題材ということで、従来のロボットアニメ、SFアニメとは毛色の違う路線への戸惑いがあるのかと思ったが、何の事はない、いつも通りのヒーロー・テーマとして仕上げている。
むしろ苦心したのは作詞の方で、題名からして意味不明。これは二番冒頭の歌詞で、「希望よ それは 平和な城よ 衣裳(きぬ)のながれ 暖炉に歌がわく」と続くのだがなんのこっちゃ。「番組の顔」としては残念ながら失格だ。
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