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「すごい科学で守ります!/特撮SF解釈講座」 長谷川裕一
投稿日 : 2000/10/09 23:09
投稿者 Excalibur
参照先
まんが家の長谷川裕一が、「東映のスーパー戦隊シリーズを、SF的に考証してみよう!」という意図で執筆した一冊。
『バトルフィーバーJ』から『電磁戦隊メガレンジャー』までの作品群は、同一世界・同一時間軸上にあると仮定し、映像で描かれた事柄は全て事実である、という大前提の下で、ロボットやスーパーメカを繰り出すヒーローの科学力について「科学考証」ならぬ「SF考証(?)」を試みている。
「デンジマン」によってもたらされた「デンジ星系技術」と地球のテクノロジーの合体によってスーパー戦隊の超科学は支えられ、やがて「デンジ星系技術」を受け継いだ「バイオマン」のバイオ星人の技術や、それとは全く異なる「フラッシュマン」のフラッシュ星系技術が導入され・・・という具合で、知らない人には「なんだ、そりゃ?」という感じではあるが、お堅いマニア向けではなく、遊び心を持った寛大なファン向け、というところか。
所謂「謎本」や「研究本」と一線を画しているのは、「科学的におかしい」とか「理論上不可能である」等というコメントが皆無な点。まぁ、「愛ある辻褄合わせ」をしてるとでも言った方が良いのかも。
実際の「スーパー戦隊シリーズ」は『電子戦隊デンジマン』と、続く『太陽戦隊サンバルカン』を除けば各々が独立した作品であり相互に関連性はないのだが、一読すれば「なるほど」という説得力に満ちたものになっている。ファンならば必読。
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