
「話を聞かない男、地図が読めない女」アラン・ピーズ+バーバラ
投稿日 |
: 2005/03/16 11:42 |
投稿者 |
: 久保田r |
参照先 |
: |
『話を聞かない男、地図が読めない女/男脳・女脳が「謎」を解く』
アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ/藤井留美=訳
2000年4月25日 (株)主婦の友社
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普段はこういった本は読まないのだが、この本は面白かった。
内容は、「男の考え方・女の考え方」の仕組みを教えてくれるというもの。同じ物を見ても男と女では捉え方が異なる。何故同じ人間という種であるのに違うのか?という謎に迫っている。男と女の考え方の違いを認めて仲良く生きて行こうというのが、この本の狙い。
この本を読んで、「何で男ってこうなんだろう?」がよく分かった。同時に自分の考え方の女性的な部分というのが見えて来て、ははぁなるほど、と、頷ける箇所がたくさんあった。「人間として」より「男脳・女脳として」と考えて相手と接すると、これからはよりコミュニケーションが上手く取れるのではないかな、と、思った。
しかし、人間にはヘテロばかりでなくゲイ・レズの人もいて、一概に見た目で「男脳・女脳」と判断出来ない時がある。ゲイ・レズは、胎児期に浴びるホルモンの影響で決定され、「女脳に近い男」「男脳に近い女」という状態で生まれて来る。このことを考えると、なるほど、と、納得することがたくさんある。
本書には、「男脳・女脳テスト」があって、この結果で自分が「男脳」に近いか、「女脳」に近いかが分かる。私の結果は、オーバーラップという男と女の両方に片足ずつ踏み込んでいる範囲だった。この結果は、思った通りだったので、この結果にもなるほど、と、納得した。
自分がどういう自分か知りたくなった時、この本は大いに役立つと思う。

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