「言いまつがい」 糸井重里:監修/ほぼ日刊イトイ新聞:編
投稿日 | : 2007/10/17 16:17 |
投稿者 | : 久保田r |
参照先 | : |
平成17年4月1日 (株)新潮社 新潮文庫
WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」(http://www.1101.com/)にて現在も人気連載中のコンテンツの書籍化。「言いまつがい」とは、「言い間違い」のこと。糸井重里氏のご息女が幼少の頃「間違えた」を「まつがえた」と言いまつがえたのがタイトルの由来。
「言いまつがい」は誰にでもあることで、正確に言葉を発したつもりが、何かの弾みで一文字だけ違っていたり、思っていたことと違う言葉が口をついたりと、言った本人が全く気付かなかったり、言葉を発してから思わず赤面してしまうものまで様々。これこそが人間の愛すべき特長であり、ロボットには真似できないこと。計算ずくでは生まれないほのぼのとした潤滑油のような笑いが「言いまつがい」には込められている。
本の中でも「編集部からのお願い」として注意を呼びかけているが、この本は、時と場所をわきまえて読まないと、こらえ切れずに「ブハッ!」と笑ってしまったりして、周囲から不審な目を向けられてしまうかも知れない。取扱注意本。
一遍紹介。
「母は昔、米米クラブをヨネヨネクラブと言ってた」
この「言いまつがい」は、まだまだ序の口。バンドやユニットの名前は、凝っているものなどは一度では正確には読めないもの。言いまつがえの覚えはありませんか?