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「眠れないほどおもしろい「聖書」の謎」 並木伸一郎
投稿日 : 2011/11/02 16:05
投稿者 久保田r
参照先
2011年7月20日 王様文庫

<収録内容>
第1章 読むだけですっきりわかる『旧約聖書』のあらすじ…こうしてカナンの地に”一神教”は生まれた!
 1)世界一有名な神話「天地創造」と「アダムとイブ」
 2)人類初の殺人!「カインとアベルの悲劇」
 3)神による怒りの制裁「ノアの方舟」伝説
 4)なぜ「バベルの塔」は神の逆鱗に触れたのか?
 5)アブラハムが”信仰の父”と呼ばれる理由
 6)”神との戦い”に勝利!「イスラエルの祖」になったヤコブ
 7)「苦難」はヤコブ一家の”エジプト移住”から始まった!
 8)『旧約聖書』のハイライト!モーセの「出エジプト」と「十戒」
 9)「約束の地」カナン奪取とイスラエルの初代王サウル
 10)イスラエル全盛期を築いたダビデ王とソロモン王
 11)「バビロン捕囚」で再び訪れた、忍耐の時
第2章 意外なエピソードも満載!『新約聖書』のあらすじ…なぜキリスト教は「世界宗教」に脱皮できたのか
 1)聖母マリアの「処女懐胎」
 2)待望の救世主「イエスの誕生」とヘロデ大王の迫害
 3)洗礼者ヨハネによる「洗礼」と宣教活動のスタート
 4)なぜ「山上の説教」は人の心を一瞬でとらえたのか
 5)使徒ペトロへの「受難予告」とエルサレム入城
 6)「最後の晩餐」でイエスと十二弟子は何を話したか?
 7)なぜイエスは裏切りを知りながら十字架にかけられたのか?
 8)「イエスの復活」によって弟子たちに何が起こったか
 9)”迫害の急先鋒”だった使徒パウロはなぜ回心したのか?
第3章 『聖書』がわかれば、世界がわかる!…歴史、名画、音楽を「見る目」が深くなる
 1)ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は”同じ神”を崇めている!?
 2)カトリック、プロテスタント、正教会──キリスト教の「三つの流れ」
 3)なぜルーヴルには「聖書の名画」が多いのか
 4)ドレミの音階は「洗礼者ヨハネ」を称えた歌から生まれた
 5)13、666…『聖書』の隠された「数字の暗号」とは?
 6)ヴァチカンも公認する”エクソシスト”の秘密
第4章 裏聖書に「封印された」驚きの真実…「正典」では絶対に認められないエピソード!
 1)『聖書』の「正典」から葬られた「外典、偽典」には何が書かれている?
 2)エッセネ派の”財宝のありか”が記された「死海文書」
 3)「テンプル騎士団」の急成長の陰には”失われた聖櫃”のパワーが!?
 4)聖母マリアも”聖霊の力”によって誕生していた?
 5)穢れなき身体を持つ聖母マリアは”肉体ごと”昇天した!?
 6)クリスマスは”イエスの誕生日”ではなかった?
 7)なぜ「イエスの幼年期」は『聖書』に記されなかったのか?
 8)十二使徒の一人・トマスとイエスは”双子の兄弟”だった?
 9)マグダラのマリアは”娼婦”か”イエスの妻”か
 10)ダ・ヴィンチの傑作『最後の晩餐』に隠された”秘密のメッセージ”
 11)裏切り者ユダによる「福音書」が存在していた!
第5章 『聖書』をめぐるミステリアスな話…今も世界中で起きている「不思議」と「奇跡」
 1)「ノアの方舟」の残骸をトルコのアララト山で発見!?
 2)キリストの全身像が転写された!?「トリノの聖骸布」
 3)現代医学では説明がつかない!世にも奇妙な”聖痕”現象
 4)衝撃!朝鮮戦争中に姿を現わしたキリストの神々しい姿
 5)”血の涙”を流して世を憂う!?聖母マリアをめぐる奇跡
 6)世界支配を可能にする神秘のパワー「聖槍ロンギヌス」
 7)「外典」「偽典」が記す”終末の時”は2043年!

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Re: 「眠れないほどおもしろい「聖書」の謎」 並木伸一郎
投稿日 : 2011/11/02 16:10
投稿者 久保田r
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 「旧約・新約の物語が90分で読める!」というフレーズのついた『聖書』にまつわる謎の解説本。『聖書』全般の広い範囲の事柄について雑学風に知ることができるようになっている内容。

 『聖書』は、地球一読まれている本とのことで、発行部数は3880億部、翻訳の数は2508言語という「超」がいくつもつくほどのベストセラー本。『聖書』と深い関わりのない日本でも、ホテルなどの宿泊施設の各部屋には1冊ずつ置いてあるなど、実は『聖書』は身近なところに存在しているもの。映画でも『聖書』の題材を取り上げているものも多く、『聖書』には、人間の興味と好奇心を刺激する魅力に溢れている。

 とはいえ『聖書』は、知れば知るほど謎が深まる一方…と思うのは私だけだろうか。ほとんど何も知らなかった頃には『聖書』=キリスト教と思っていたが、イスラム教も『聖書』を正典としていると知った時には、一瞬息が止まるほどに驚いた。(え?何それ?)と、思ったことがきっかけとなり、それ以降『聖書』の情報を気にかけるようになっていって徐々に色々なことを知るようになるが、逆に答えに行き着くどころか更に謎が深まっていく…というループにはまってしまっている。これこそが何千年の時を経ても尚、人々を虜にする『聖書』の底知れぬ魅力なのではないかと感じるしだい。

 本書では、旧約から新約を経て終末の預言までが、それぞれバランスのよい分量で解説が記されている。始まりとなるのは、神が天地創造をした旧約聖書から。旧約は、神と人とのやりとりが描かれているので、出来事の一つ一つのスケールが壮大。「ノアの方舟」や「出エジプト」など、想像を超える規模の人類の運命が神によって定められている。イエス・キリストの誕生からを描いた新約は、神の子であるイエスのエピソードに絞られてあるため、旧約ほどの神の存在感と壮大さはないが、イエスの奇跡の不思議さを知ることができる。裏聖書とされる「外典」「偽典」の章は、不可思議なミステリーに包まれており、これこそが『聖書』最大の謎といったところ。イエスと同じくらい奇跡の人・聖母マリアの物語や、意外に感情的な一面があったイエスの幼年期などは、思いもかけない奇跡の出来事が記されてあって興味深い。そして何といっても現代でも起きているという奇跡の数々には引き込まれる。これらのことを知ると、『聖書』に書かれてあることは本当の真実のことなのだろうか…といった好奇心に包まれる。やはり『聖書』は、地球に住む人にとって最大の魅力に溢れた本なのだということが分かる。
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