「マーベル・シネマティック・ユニバース」 別冊宝島編集部:編
投稿日 | : 2019/05/14(Tue) 22:07 |
投稿者 | : Excalibur |
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「アイアンマン」から「キャプテン・マーベル」まで21作品を網羅した、「アベンジャーズのすべてがわかる初の公式解析本!!」
ということで巻頭に「CHRONOLOGY of MCU until 2018」という年表を置き、フェイズ毎にカラースチールを交え、全作品の簡単なストーリー、登場人物紹介に「EASTER EGG(こぼれ話)」を配する、という形で構成されたガイドブック。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」で盛大に「アベンジャーズが終わる」と宣伝をしているものだから、それに合わせてユニバース作品群をまとめてみようという意図で何点か書籍が刊行されているが、これがその第一号ということになるだろうか。
ただ発売時期が公開前ということもあって、この時点での最新作「キャプテン・マーベル」の詳報はなく、当然ながら「エンドゲーム」に関する言及もなし。
また同じ<MCU>を構成する「エージェント・オブ・シールド」や「エージェント・カーター」といったテレビドラマや、「デアデビル」、「ディフェンダーズ」といったネット配信ドラマなどにもほぼ触れていないのは残念。
それに公式本を謳いながらも巻頭の年表に若干の疑問があるのと、「アイアンマン2」の作品中で、スタークエキスポ会場でハマー社のドローン軍団に襲われたアイアンマンのお面を被った少年を、後のピーター・パーカーであると断言していたり、些か勇み足な点も目立つ(これ、可能性としては面白いと認められはしたものの、現時点では公式設定にはなっていない筈である)。
ともあれ、手軽に全作品を振り返ったり、再観賞の際のお供としては良いだろう。