1997年3月31日　徳間書店

これはもうタイトルまんまの本です。
メインとして収録されているのは下記の4本のショートストーリーです。
「ダゴン星域会戦記」「白銀の谷」「朝の夢、夜の歌」「汚名」
これらのお話は、外伝としてOVA化されていますので、ご覧になられた方もいらっしゃることと存じます。中でも「汚名」は、キルヒアイス主演のお話ですので、世のキルヒーファンの方必見のお話です。キルヒアイス大活躍です。かっこいいです。キルヒアイスの純な心根に触れられる1本です。・・・・・・え〜、コホン(笑)。済みません。つい肩入れしてしまいました(^^;)。
本は、最初に『銀河』の歴史OVA版が載っていて、12ページに渡ってカラーで紹介されています。ここでざっと「銀英伝」の歴史を見ることが出来ます。
そして、前述の4本のショートストーリーに挟まるようにして、原作者・田中芳樹先生のインタビューやエッセイが収録されています。「6回書き直したヤン・ウェンリーの死」というインタビューがあり、「花とチョコレートの日々」といったエッセイがあり、「銀英伝」の舞台裏が窺える読み物となっています。
他には、「銀英伝」のコミックを描いていらっしゃる道原かつみさんとの対談や、「男が憧れるタイプの男」といった対談が入っていて、個人的に嬉しかったりします(笑)。
メインの4本のショートストーリーは、単行本未収録作品でありますので、「銀英伝」原作ファンの方にはもちろんのこと、OVAファンの方、コミックファンの方それら全部の「銀英伝」ファンの方にお薦めしたい1冊です。

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