発売予定日(7/31)を一ヶ月半以上遅れてやっと発売された、竹書房お馴染みのシリーズ。ついでながら発売が大幅に遅れるのもお馴染みといってもいいかも・・・。
総ページ数２５０以上、その殆どがオールカラーというのは流石に迫力で、歴代ライダーのみならず主要キャラクターや全怪人の図鑑としても楽しめる。ただ哀しいかな、掲載誌を持たない弱みで目新しいスチールというものが存在せず、代りに当時発売されていたカード（ブロマイド）を転用したり、画面撮りした写真を大胆に取り込んだりという具合に、写真そのもののクオリティーは決して高くはない。
また同シリーズの近刊『機動戦士ガンダム画報』や『宇宙戦艦ヤマト画報』同様、発売時期と掲載作品の選定がなんとも中途半端。「仮面ライダー３０周年記念」というから今年刊行されるのはわかるのだが、何故取り上げている作品が『仮面ライダー』から『仮面ライダークウガ』までなのか？　『クウガ』放映終了直後（『アギト』スタート直後）という時期ならいざ知らず、既に『アギト』も３／５を終了。いよいよクライマックスへ向かおうかというタイミング（しかも劇場版公開の直前）でありながら、『アギト』に関しては１ページでちょこっと扱っているだけ、というのはどうにも納得いかない。

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