つい先日、彼女の２０歳のバースディに発売された最新写真集。チャイドルとして人気だった彼女もとうとう２０歳。というわけで、ここには当然彼女の１０代最後の姿が収められています。
コンセプトとしては、「おとな」と「こども」の端境期の「あやうさ」を前面に出そうとしているようですが、題名ほどのこだわりは感じられません。むしろこれに先行して発売された『月刊吉野紗香』や、雑誌のグラビアで取り上げられていた写真のほうが、より「ロリータ」的シュチュエーションを醸し出しているようです。そもそもこのコンセプト、既に３年前の『少女の欲望』でも試みられているんですよね。篠山紀信と喧嘩しながら作ったというこの写真集、ケバいメイクと不貞腐れた表情がいただけませんが、セミヌード以上の露出もあってより「あやうさ」が強調されております。まぁ表情の豊さという点では、今度の『フェティッシュ』に軍配が上がるのは間違いないですが。

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