コミックの三巻と同時発売されたファンブック。監修は石森章太郎プロと著者の村枝賢一。
前半は『仮面ライダーＳＰＩＲＩＴＳ』のダイジェストとデザイン画などで構成。丁度第２部突入とのタイミングなので、第１部のおさらいというわけだ。掲載されているデザイン画を見ても、本当に細かいディティールまで再現されているのは涙モノ。著者の仮面ライダーに対する思い入れがヒシヒシと伝わってくる。「マガジンＺ」の表紙や付録のポスターなどが、カラーページで紹介されているのも嬉しい。
後半はスタッフへのインタビューあり、ロケ地巡りあり、サイクロン号の考察あり、のごった煮状態。インタビューされているのも内田有作や大野幸太郎や大橋春雄ら他じゃなかなか取り上げられない渋い面々。ロケ地の紹介もこれまで部分的にされたことはあったが、ここまで大々的に取材したのは珍しい。特に万博記念公園や大阪城、和歌山県の那智勝浦まで足を伸ばしたのは初めてかも。
というわけで初期ライダーファンなら、三巻のついでにでもとりあえず「買い」である。

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