それにしても「別冊宝島」の出版ペースは半端じゃない。「僕（私）たちの好きな〜」とか「ＰＥＲＦＥＣＴ　ＢＯＯＫ」、更には「最強読本」「完全読本」・・・という括りで『ガンダム』から『銀河鉄道９９９』、『ウルトラマン』、『北斗の拳』、『ハリ−・ポッター』、『アルプスの少女ハイジ』、『ルパン三世』、『ドカベン』、『ゴジラ』、『ベルサイユのばら』、『フランダースの犬』、『機動警察パトレイバー』、『タイムボカンシリーズ』、『ちびまる子ちゃん』、『巨人の星』、『サーキットの狼』、『ブラックジャック』、はたまた『特撮スーパーマシン大全』なんていうのまで刊行。で、最新刊は『デビルマン』に『科学忍者隊ガッチャマン』ときた。それ以外にも、金子修介監督がインタビューを受けたそうなので、『ガメラ』が待機しているのは間違いないし。一体どうしてしまったんでしょうかね。
で、その勢いが飛び火しちゃったのか（笑）、メディアワークスが出したのがこの本。サイズも値段もほぼ同じで、意識しなかったとは言わせないぞ(苦笑)。こちらは一応「電撃ムックシリーズ」の一冊となっているけれど、同傾向の刊行物は今のところこれだけのようだ（他には「シャア専用マガジン」なんかもあるが）。でも流石に「電撃ホビーマガジン」や「電撃特撮通信」を出してる出版社、内容は手堅い。ヘンに拘りながらそのツッコミ具合に素人臭さがにじみ出てる「別冊宝島」の諸シリーズと違い、マニア一歩手前のファンあたりを対象に、初作『仮面ライダー』から『仮面ライダー龍騎』までを総括・俯瞰した作りになっている。「別冊宝島」だと読んだ素人はマニア気分を味わえるかもしれないが、それは実際のマニアからは失笑されかねないレベルだったりするわけで、どっちがより罪が重いか(爆)は微妙・・・。
さて「別冊宝島」は反撃に転じて、同じく『仮面ライダー』を取り上げるか否か。まだ他にもビック・タイトルはあるから直接対決は避けるかなぁ。

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