宇宙警備隊の隊長にして、ウルトラ兄弟の長兄。
初登場は『ウルトラマン』最終回で、ゼットンに破れたウルトラマンを光の国へ召還するために地球を訪れた。
児童誌等ではウルトラ兄弟最強という触れ込みで、第二期シリーズ（『帰ってきたウルトラマン』から『ウルトラマンレオ』までの４作品）ではウルトラセブンと並んで客演が多く、人気も高い。

初めての実戦は『ウルトラマンＡ』第５話で、Ａを助け、ギロン人と超獣アリブンタとタッグ戦を展開する。
その後もＡに助言を与える役回りを演じた（23話、35話等）が、『ウルトラマンタロウ』第18話ではタロウに代って地球の守りに就くもののバードンに倒れ、第40話ではウルトラ兄弟の先陣を切って合体怪獣タイラントに挑むもあえなく敗れ、『Ａ』の13、14話の対エースキラー戦、26、27話の対ヒッポリト星人戦などでも簡単に相手の罠に落ちるなど、映像作品ではなかなかその実力を発揮しているとは言い難い。その反面、『Ａ』の第1話や『タロウ』第1話、25話、33・34話、『ウルトラマンレオ』38・39話ではウルトラ兄弟のリーダーとしての貫禄を見せている。

第三期シリーズ（『ザ・ウルトラマン』、『ウルトラマン８０』）時には客演は無く、『ウルトラマン』のエピソードを再編集した劇場映画『ウルトラマン／怪獣大決戦』の新撮シーンで他のウルトラファミリーと共演している姿が確認出来るのみ。
その後、『８０』放送終了後に児童誌中心に展開された外伝的存在『アンドロメロス』では、行方不明になったゾフィーに代って鎧に身を包んだ謎の戦士メロスが現れるが、実はその正体がアンドロ族に救出されていたゾフィーだったという流れなので、貴重なゾフィー主演作品と言えるかも知れない（第二部では二代目メロスが登場する）。

『ウルトラＱ』から『８０』までの作品を再構成した劇場映画『ウルトラマンＺＯＦＦＹ／ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』では、狂言回しとして登場し、テーマソングも作られている。この作品の頃から、従来「ゾフィ」とされてきた名称が「ゾフィー」と表記されるようになり、一部では「ウルトラマンゾフィー」という表記も見られる。なお、『タロウ』18話では「ウルトラゾフィー」という表現も。
ビデオシリーズ『ウルトラマンネオス』では、久々に宇宙警備隊隊長として客演。『ウルトラマンマックス』にもゲスト出演する予定があったようだが、結果的に新キャラクターであるウルトラマンゼノンに出番を譲ることになった。

シリーズ40周年の記念作品である『ウルトラマンメビウス』では、ウルトラ兄弟の長男として再登場。
『タロウ』33･34話では一時的に大谷博士らの姿を借りたこともあるゾフィーの、人間体が初めて明らかにされるというのが売りの一つになっていたが、さて・・・？
最終回には一応ウワサのアノ人の変身シーンらしきものも描かれているが、これって大谷博士同様の一時的なものじゃないのだろうか。

編集