皇帝直々に選出した１２人の大提督の一人で、天才的な戦略家。青い肌と赤い目を持つ彼は、人間に極めて近しいが、帝国の分類上では非人類とされている。人間以外を見下していた皇帝の下で、非人類でありながら大提督にまで出世したということは、それだけ傑出した能力の持ち主ということになる。また、皇帝やダース・ヴェーダーのように部下を恐怖で統治することなく、硬軟合わせた対応を見せ、部下からの人望も篤い。
『スター・ウォーズ』再ムーブメントの起爆剤となった、ティモシイ・ザーンの通称＜スローン三部作＞（『帝国の後継者』『暗黒の艦隊』『最後の指令』）における敵役だが、なんでもかんでもお見通しのかなりの「できすぎ」キャラクターなのである。狂ったジェダイ・マスターのクローンも登場するが、実質的には彼が大ボス。皇帝やヴェーダーに対抗するには、これくらい完璧なキャラじゃないと務まらないということか。
物語のラストでは、策におぼれると言うかあっけない最期を遂げるが、復活した『スター・ウォーズ』最初の大物キャラということで、以降の作品にも大きな影を落として行く。
　

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