ＴＶシリーズとしては最後に登場した仮面ライダー。口の達者なお調子者で、バイトも長続きせず、彼女にもふられ、「良い暮らしをしたい」と願う佐野満が変身する。ミラーワールドを閉じる為に優衣を亡き者としようとする香川教授らのグループと、あくまでも優衣を守ろうとする真司らの間に割って入り、自分を売り込む。自分を高い金で雇ってくれた方へ、その力を貸そうというのだ。
だが自分を勘当した父親が死に、その遺言によって一流企業社長の座が転がり込み、更に素敵な女性との婚約話が舞い込み・・・と自分の理想の生活が手に入りかけたことから”脱ライダー”を宣言。しかしその願いは神崎士郎によって否定され、また生命を助けた東條悟（＝仮面ライダータイガ）の理不尽な裏切りにあい、更には仮面ライダー王蛇にとどめをさされ敢無い最期を遂げる。悲痛な叫びを残しボロボロになりながら死んでゆく様は、子供番組とは思えない異様な迫力。短期間の出番ながらキャラも立ち、印象に残るライダーとなった。

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