ホグワーツ魔法学校「魔法薬学」担当教師。スリザリン寮・寮監。
ホグワーツ在学中はハリーの父ジェームズ・ポッターやシリウス・ブラック、
リーマス・ルーピンらと同期だったが犬猿の仲。
ねっとりとした黒髪、鉤鼻、土気色の顔をしていて、見るからに陰湿なキャラクター。
期待に違わず、のっけからハリーに辛くあたる。
ただ『賢者の石』では陰ではクィレルの（というかヴォルデモードの）陰謀から
全力でハリーを守る、という意外な面も見せた。
実はかつてジェームズに命を助けられた経験があり、借りを作ったままなのが我慢出来なかったという理由付けがあるのだが、
それ以外にも人狼であるルーピンのために薬を調合したり、何気に（結果的に）ハリーを助けたりと
その行動は結構謎。
そもそも元は＜死喰い人＞（ヴォルデモードの僕）だったのが、途中からダンブルドアのためにスパイになったという経歴からしてアヤシイ。
本来なら単なるイヤミな敵役キャラのはずなのに、ダンブルドアの信頼も厚いようだし、
案外毒舌のハグリットも、何故かスネイプの悪口は口にしていない。
こりゃシリーズ最大のキーパーソンってことだろうか。

映画ではアラン・リックマンが、黒のコンタクト、黒のウィッグを付け、顔色も原作通りに再現して好演。
新たなファンを獲得することにも成功したが、如何せん出番が少ない。
演技派リックマンもこれには憤慨してるようだが、然も有りなん。
一部じゃ長尺版（完全版）の製作もウワサされてるようだけど、これは是非とも実現して欲しい！

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