「遠い空の向こうに」
投稿日 | : 2001/03/25 20:23 |
投稿者 | : Excalibur |
参照先 | : |
NASAのエンジニアであったホーマー・ヒッカムJrの自伝小説『ロケット・ボーイズ』の映画化である。映画題名は『オクトーバー・スカイ』だが、邦題は『遠い空の向こうに』。詩的でいい感じだが、やや通俗的で作品内容からはやや離れている。
1957年10月、ソ連が人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功。炭鉱の町で生まれ育った一人の平凡な高校生が、夜空を横切るスプートニクの美しさに魅せられ自分でもロケットを作ってみたいと思いだす。
周囲の無理解や父親との対立など様々な困難も、3人の仲間の友情や女性教師の後押しによって乗り越え、遂には町の人々も、そして父親までも変えてゆく・・・。
ここで描かれている親子の対立も、単に頑固者で無理解な父親と反抗的な息子との対立ではなく、自分の炭鉱夫としての仕事へのプライドと、息子への期待と不安を持つ父と、そんな父のことをどこかで理解しつつも、与えられたものではなく自分で見つけた夢を実現させたい子との対比であるため、ラストシーンでの、葛藤を持ちつつもお互いに近づこうとする2人の姿が感動的なのである。
宣伝では意図的に(?)『スタンド・バイ・ミー』のような4人の少年たちの友情物語の面を強調していたようだが、実は優れた家族ドラマでもあるのだ。
(2000/2/26 日比谷シャンテ・シネ1)
誰からも好かれそうな作品ですね
投稿日 | : 2001/04/07 19:27 |
投稿者 | : しお |
参照先 | : |
見る前からかなりいい評判を聞いていたんですが、
見終ってそれも納得の爽やかな印象を残すいい話でした。
余計な演出がなかったのもよかったと思います。
父親役の俳優さん、いい味出してましたね〜。
個人的に『アメリカン・ビューティ―』が作品的にもがっかりでしたが、
この作品のおかげで見直しました(^^)。ハマリ役でした。
邦題は僕も「よくわからんぞ???」という感じです。
「オクトーバー・スカイ」でよさそうですけどね。難しいですね。
作品データ