「スペース・カウボーイ」
投稿日 | : 2001/03/30 23:17 |
投稿者 | : Excalibur |
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宇宙飛行士第一号となるはずだった元空軍のパイロットという元気なジイサンたちが、ロシアの通信衛星の修理のため宇宙に乗り出して行くという冒険映画。
クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナーというクセモノ4人組が溌剌としているが、当初はショーン・コネリーの出演も噂されていた。このイーストウッドとコネリーの競演(2人とも同い年)は、是非とも見てみたかったものである。
物語のほうは、この元気な4人組で最後まで陽気に盛りあがって欲しかったのだが、最後はちょっとしんみりさせられる結末。その設定から『ライトスタッフ』あたりを引き合いに出してい比較論評している人は多かったが、それよりも『アルマゲドン』のタッチに近いものを感じる。
他の目立った役者陣としては、最近色々見かけるジェームズ・クロムウェルが腹に一物ありそうなイヤな奴で出ているが、中途半端で活かしきれていない。自分の保身だけに汲々としているのかと思いきやそうでもなさそうで、イーストウッドとの確執を含めてもう少し掘り下げが欲しかったキャラクターだ。管制官役のウィリアム・デベインはガンコな職人という感じで好演し、全体的に男臭さが漂う作品だが、残念ながら総じて女優陣には魅力なし。
それにしても、何故にこの作品は評論家筋からの評価が高いのだろうか?
(2000/11/13 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 9番スクリーン)
Re: 「スペース・カウボーイ」
投稿日 | : 2010/05/11 15:59 |
投稿者 | : 久保田r |
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1958年。アメリカ人初の宇宙飛行士を目指して訓練を続けていた空軍パイロットのフランク達は、NASAの発足と共に解散。初の宇宙飛行士の座は、チンパンジーに奪われた。それから40年。ロシアの通信衛星<アイコン>が故障し、宇宙空間での修理が必要となり、当時の設計士であるフランクに招集がかかる。冷戦時代にフランクの設計図がどのようにしてロシアに渡ったのか。そして、単なる通信衛星の筈の<アイコン>を何故地球へ落下させてはならないのか。フランク率いるチーム・ダイダロスが難題に挑む。
血の気の多いジイサンたちの宇宙散歩──と一言で表現するには、政治的な絡みや一人の人間の命の重みといったものが描かれてあり、と同時に年配者への敬意を持ち合わせることといったメッセージをも感じられ、娯楽的作品の割には、なかなか考えるべきポイントが随所に何気なく配置されている作品だと感じた。
チーム・ダイダロスの4人の性格を表す冒頭のシーンの描写が少々判り難くもあったけれど、全体としては各登場人物の性格や行動がストーリーの中できちんと役目が割り当てられてあり良かったと思う。ジイサンたちが宇宙へ行くということ自体が笑いを誘う要素であるので、その要素を活かしたストーリー作りがなされていて、シャトルが飛び立つまでは気楽に楽しむことができた。
宇宙に行ってからは、一転してシリアスな空気が漂い作品にめりはりがついていて良かった。船外活動に出たフランクが地球を眺めるシーンは、見ている側も引き込まれるほどの美しい光景だった。通信衛星<アイコン>の真の正体を知ってからの緊張感。そして任務に忠実であろうとする若者が引き起こした事態。それらが次々と押し寄せ、フランク達は窮地へと追い込まれるが、百戦錬磨の彼らは狼狽えることなく、自分たちに出来る厳しい手段を選択し、結果地球を救うこととなる。
ラストの月面に座り込んでいるホークの姿が感動的だった。余命を知らされていた彼が自ら志願した行動。その勇気と行動力には敬意を感じずにはいられない。長年の夢であった宇宙へ──。この映画は、若い頃の憧れを老いてから実現する希望といったものが描かれている。
Fly Me To The Moon
投稿日 | : 2004/06/05 13:28 |
投稿者 | : F20! |
参照先 | : http://homepage3.nifty.com/HiroMacky/999iroha.html |
昨晩のTVでやってたので、途中から最後まで見ました。
試写会で見て気に入ってDVDも購入。
やっぱりおもしろい。
NASAの協力も得て、訓練シーンとかシャトルのシーンとか、結構真実に近いそうです。
だから、ストーリー的には半分ギャグか?って思えても、
おもしろいと評価するヒトが多いのではないでしょうか?
最後は少しホロリと来るし、ね。
そういえば、以前、皆でお台場の未来科学館行ったときに、
この撮影で使用した宇宙服が展示してましたね。
オールドパワー炸裂!
投稿日 | : 2001/04/07 19:41 |
投稿者 | : しお |
参照先 | : |
応援したいような応援されてるような感じで楽しめました。
4人の中でトミー・リー・ジョーンズだけ若過ぎた気がしましたが。
イーストウッドの家が出た辺りの太陽光がなぜか好きです。
僕はああいう光景に弱いです(^^)。
最後の最後のあのショットはユーモアと捉えましたが、いかかでしょう。
> 何故にこの作品は評論家筋からの評価が高いのだろうか?
とりあえずイーストウッド作品だから・・・でもないでしょうが、
僕は個人的にけっこう好きな映画でした(^o^)。
作品データ