ガラス板に指で直接絵を描くという独特の手法で作られたアニメーション映画。監督のアレクサンドル・ペドロフは、このレンブラント手法で世界的に有名なロシアのアニメ作家。
そのタッチはかなり写実的な油絵調で、その絵が大画面一杯に動くだけでかなりの感動がある。丁寧に描きこまれた美しさは、その手間を考えても相当なもの。
短時間で巧く原作をまとめた構成にも感心。充実の２０数分であった。
なお本作は「ヘミングウェイ生誕百周年記念」プロジェクトとして、『ヘミングウェイ・ポートレート』と二部構成でアイマックス・シアターで上映された。

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