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「千と千尋の神隠し」
投稿日 : 2001/07/29 22:09
投稿者 Excalibur
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引退宣言を撤回した宮崎駿監督の、再びの引退宣言作(笑)。
キャラクター設定やシチュエーションを見ただけで自分向きの作品じゃないなとは思ったものの、なんとなくお祭り気分に乗せられて見てしまった。そう、当初は見に行かないつもりだったのだ(苦笑)。

そんなわけで全く乗り気じゃなかったせいか、映画の2/3くらいまではとても居心地が悪かったけれども、終わってみればそれほど毛嫌いする内容じゃなかったな、という印象。単純な好き嫌いで言うならば決して好きな作品ではないけれども、娯楽作としては充分な及第点を付けられる。日本の昔話・民話の再生産といった趣きだが、子供向けとしてはどうなのかはちょっと疑問符。というよりも「大人」が考える「子供向け」という気がして、子供たちが望んでいるタイプとは違うんじゃないのかなと思うのだが。
また、監督からのメッセージには「10歳の少女に見て欲しい」とあったが、むしろ見るべきはそういった子供を持つ親の方なのかも知れない。少女の成長物語という以上に、両親の変らなさのほうが強調されてるかのラスト・シーンは、現代社会の反映なのかも知れないが恐ろしさを感じてしまった。

それにしても劇場の長蛇の列は尋常じゃあない。かくいう自分も劇場に足を運んだのだから何も言えないけど(苦笑)、日本の興業記録を塗り替えるような傑作・超大作なのかぁ?
また、宮崎アニメの集大成を期待されている向きにはちょっと肩透かしだろう。
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Re: 「千と千尋の神隠し」
投稿日 : 2003/02/08 02:28
投稿者 つぐみ
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大人の欲求、人間の欲求とはどすぐろい、その反面子供には純真な心があり、子供にしか見えない世界をもっている。私ももう失いかけている世界な気がする。全体としては川をモチーフに作られた作品。心に残ったのは、千尋が、「あ・・海みたいだ!」って行ったのを、リンが「雨がふれば海くらいできるさ」って言った言葉。すごく単純なのだけど、なんか私の心にずしっと来ました。病気になるからといって、外にでないでいえにいる坊や、これは2通りの解釈があるように思う。一つは最近の子供は全然外で遊ばなくなったて事、もう一つは外の世界にはストレスになる事が山ほどあって精神病むことが多いという事。2りの純粋な愛の力は素晴らしい。千尋とまわりが少しずつ変わっていくのも・・。本当に良くできた作品だと思う。すすあたりが、金平糖をもらってる所がかわいかった。
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今ごろですが(^^;ゞ
投稿日 : 2002/03/31 11:37
投稿者 とりこ
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あの長蛇の列の理由、金熊賞の理由を知りたくて観て来ました。

先に書かれた方の通り、子育て中のお母さんに観て欲しいなと(ずばり私だ)
思いました。子供連れて映画観に行くなら、楽しいかな。少し長い感はあるが。
豚になってしまう両親にちょっとドキっとしたり、ハクは川だったのもちょっと意外で面白かった。
湯バーバの双子銭バア(?)との対立をもうちょっと早くにあった方が良かったのでは?最後にバタバタしすぎた感じ。

坊の声がアギトの謎の青年の子供時代の役の子なんで、ちょっと、気合入れて聞いてました。あの子可愛い♪
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同感です。
投稿日 : 2001/09/08 05:56
投稿者 ヒラク
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2時間すっかり楽しめたのは確かですが、まとまり過ぎちゃったかなあと
いう感じもしました。先に書かれた方々のレビューには一つ一つほんと
その通りだと思いました、同感。子供から大人まで満遍なく楽しめるものを
作ったという感じですかね、皮肉ではなく。

ただ、やはり絵は素晴らしい。一つ一つの景色や、置いてあるだけの小物,
料理、花…丁寧にひたむきに描いてるなー、と思います。それらを調和させて
いくことも・・・。アニメーターの人たちの熱意というか、心意気というか,
アニメーションならではのパワーを感じました。

あまり創作意図を考えずに単純に楽しんでもらいたいという監督の弁でしたが、
それにしてはやや啓蒙的な部分が多いのが気になりました。名前を奪われる
こと、カオナシというキャラクターの存在、「外に出ると病気になる」と
言って部屋の中でブクブク太る子供、汚れた神様の体内からは大量の産廃…
ちょっとストレート過ぎるというか、社会問題をそんなに取り入れなくても〜。

確かに、どこかで見たことのあるキャラクターを彷彿とさせるキャラクターが
いくつも出てきましたが、至極個人的には「ハク」からは「後ろの百太郎」を
連想してしまいました、古い?
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Re: 「千と千尋の神隠し」
投稿日 : 2001/08/28 09:01
投稿者 森 雪 
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私は ずいぶんと感動しました^^

テーマソングが気にいって ずっと帰り道で口ずさんでおりました

生きている不思議 死んでいく不思議

ゼロになるからだみたされてゆけ

朝になって新しい自分が始まり
夜になって1日が終わる
この繰り返しで人生が流れていく・・・

たくさんの自然の神様と共存していくという
宮崎監督の 作品に統一しているありきたりのテーマですが
それをこうした古の日本の神々を絡めて
感動させる所は流石でした

ハクが命令的なのは川の神様だったからなんですね^^

千尋はとても良い子でしたが
あの はじめの方のふてくされた表情が すごく不愉快にみえました

それがだんだんと生き生きしていく・・・

これもありきたりの設定なのですが
そんな設定よりも
宮崎監督の言いたかった事は
当たり前の事が いま出来ていない・・・ということでしょうか・・

突飛な設定なんかいくらでも出来る・・・
でも日常の出来事や 宗教的な そして道徳的な 
ともすれば 嫌味になるようなことが
爽やかに描かれていたような気がします

音楽も久石譲さん的(笑)でしたね^^
いまもフラット3つとかのマイナーな曲すきなんですね
何故かフラット系が多い(私としては読みやすくて好きです)
楽譜も買ってしまいましたが
譜面を読むと いかにも 久石さんが作曲した音符の流れ・・(笑)

あのテーマ曲の詩・・・
すごく壮大にしてこの映画の総てを物語っていますね
一度ゆっくり 詩を分析していくといいかも・・・^^
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ネタばれありの感想です。
投稿日 : 2001/07/30 23:48
投稿者 みずよ
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水辺の景色が印象的だった。
昔、なにかの本で夜の水の中を走る電車という話があったな。と思い出す。
あれはなんというタイトルのお話だったか、そこまでは思い出せない。

以下、ネタばれありの感想なので、見てない人は読まないように!


ハクが魔法を使うシーンに違和感がある。
呪文や決めポーズみたいなのはやめてほしかった。
また、ハクの「・・・なさい」という、命令口調っぽいところも気になった。
あれはやはり寄る年波で「よきかな」と言い残して湯屋を後にしたしわしわの神様のようになるのだな。きっと。

千尋も千尋だった。
君は良い子すぎるぞ。それじゃ、今までのヒロイン達と同じじゃないか。
いいキャラ出してるという点では、リンのほうが生き生きしてて好きだ。

でも、ハクの差し出したにぎり飯を大粒の涙を流しながら千尋がほおばるシーンは、観客である私も同情して、うるうるしてしまった。

また、千尋が一人の?ススワタリを助けたら、他のススワタリ達が真似をして千尋に甘えるシーンは、セリフもないのに面白くて笑ってしまった。

銭婆の家の門のランプが千尋達を迎えにくるシーンも好きだ。
暗闇を歩いてくる客人を気遣うやさしさをその家の主人が持っていることがわかるから。
(もしかして、ちょうちんオバケが出てくるんじゃないかと一瞬思ったが。)

しかし、映像的にもっとも気になったのは龍の姿だった。
空想の生き物だから どんな姿をしていても文句は言えないが、
あれはホントに龍なのか?キリン○ールのマスコットに似すぎてないか?

それでなくてもキャラがダブリすぎだ。
アシタカやモロの姿がちらちらして、嫌でも「もののけ姫」を連想してしまう。
せっかく「千と千尋の神隠し」の世界にのめりこんでいるのに、これは残念だった。

そして、千尋はもとの世界に帰っていく。
ハクは千尋の着ていた服をとっておいてくれた。ススワタリ達は靴を。

幼いころ目覚めれば、枕元にその日着る服がきちんとたたまれていたように、
はじめから彼女はあの世界の住人に祝福されていたのだと思う。

湯屋に来てすぐに、釜爺に「孫」だと言われ、湯バーバや銭婆を最後には「おばあさん」と呼んだ千尋なのだから、やっぱり来るべくして来た人間だったのだろう。

彼女は迷い込んだのではなく、招かれていたのだと思う。
父や母の知らぬまに、子供は成長していくんだね。ってことかな。
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そうだな〜
投稿日 : 2001/07/30 21:06
投稿者 MIHO
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私は、民俗学やってたし昔話を異常に読んでいたので 入りこみやすかったかもしれないです。
神様とかね。
あれは、知らない人には なんなんだか分からないよね〜?
船から神様が沢山でてきたとき嬉しかったもん。普通に見たら不気味なだけなんだろうな〜。
エクスカリバーさんの言う通り、今、子育て中の親に是非見ていただきたい
作品だと思います。
結構、投げやり?な親が風刺されている作品だと思う。
この作品を見て、基本的なしつけとか子供への思いやりとかを思い出して欲しいと思うのである。
あと、自分本意な考え方とかね。

私は、もう1回観に行きたいです。
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すんません
投稿日 : 2001/07/30 09:56
投稿者 F20!
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見たんですけど、コメント不可

単純な娯楽映画としては、おもしろいとは思うのですが、
凡人のワタシには理解不能・・・m(_ _)m
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作品データ
投稿日 : 2001/07/29 22:10
投稿者 Excalibur
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製作総指揮:徳間康快
原作・脚本・監督:宮崎 駿
音楽:久石 譲
プロデューサー:鈴木敏夫

(声)
柊 瑠美
入野自由
夏木マリ
菅原文太
内藤剛志
沢口靖子

2001年
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