「ザ・ターゲット」
投稿日 | : 2001/08/22 23:06 |
投稿者 | : Excalibur |
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大統領補佐官のチャーリー・シーンと新聞記者のリンダ・ハミルトンが、政府上層部の陰謀を知ってしまったために命を狙われるというストーリー。
出演者の顔触れだけを見て「絶対こいつが黒幕だろう」と思っていたら、案の定そうだった。
なんだか二時間枠のサスペンス・ドラマみたいな底の浅さで、反逆者たちが大統領を消そうとする動機や手段、またチャーリー・シーンはただ巻きこまれただけなのか、それともはじめからターゲットの一人だったのか、ナドナド不明瞭な部分も多いものの、ジョージ・P・コスマトスの演出は可もなく不可もなくといったところで、細部に目をつぶればそれなりに楽しめる。もしかすると編集段階で必要以上に縮められたのかなという気もしているのだが、それにしてもラストはちょっとあっけなさすぎ。もうちょっと引っ張ったらどうなんだろう?
Re: 「ザ・ターゲット」
投稿日 | : 2007/04/11 16:28 |
投稿者 | : 久保田r |
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チャーリー・シーンが逃げる、逃げる、逃げる。それを追う敵、敵、敵。この映画は、大統領特別補佐官という政府要人の役を演じているチャーリー・シーンが、命を狙う敵からひたすら逃げまくるサスペンス映画。
恩師から「政府上層部で大変なことが起きている」という告白を受けたことでチャーリー・シーン演ずるボビーは命を狙われるようになり、逃げながらホワイト・ハウス内で一体何が起きているのかと調査を開始する。行く先々で犠牲者が出、ボビーはその容疑者にされてしまう。命を狙われながらもホワイト・ハウスへ忍び込んだボビーは、そこで驚愕の真実を知り、敵の計画を阻止する為に奔走する。
チャーリー・シーンと一緒に逃げるリンダ・ハミルトンが、知性と勇気ある行動力でいい感じ。始めから思わせぶりな台詞を吐くドナルド・サザーランドも格好いいし、徹底した殺し屋も格好いい。追いつめられ、敵中に飛び込み、ギリギリのところで逃げ出したりと目が離せない展開は良いのだけれど、細かいところでちょっとした演出の甘さを感じてしまう。この辺を引き締めて、ボビーとアマンダの間に親密さが加われば、もう少し作品に入り込めて緊張感が高まったかも知れない。でも、追われるスリル感は十分味わえるので、楽しめる映画ではある。
作品データ