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「海底軍艦」
投稿日 : 2000/11/03 22:44
投稿者 Excalibur
参照先
☆押川春浪の原作ってああいう話なの?
★まさか。読んだことないけど、確か「電光艇」(海底軍艦)でロシアと戦う話じゃなかったかな。
☆やっぱり実在の国だとまずいか。
★架空戦記モノじゃないんだから。それでムウ帝国にしたんだと思うよ。
☆「海底軍艦」という響きがいいよな。アナクロだけど。「轟天号」もカッコいいし、音楽も燃えるし。
★決してアナクロだった訳じゃないよ、当時は。今だからそう思うだけ。でも出撃するシーン、いいね。
☆ただ「轟天のテーマ」が流れるだけじゃなくて、ちゃんとイントロがあるでしょ、発進準備の。段取りがあるから轟天号の浮上シーンも余計に引き立つんだ。伊福部メロディーと円谷特撮との幸福な融合とでも言うべきか。
★神宮寺大佐のキャラクターの魅力もある。
☆信念の人、という感じだな。世界の危機だって時に、日本の再興がどうのとか言ってる場合じゃないんだから。
★融通の利かない頑固者、という気もする。それで娘に「それじゃ、お父さんもムウ人と同じだ!」となじられちゃう。でも当時の軍人の精神構造はそういうもんらしいけど。
☆娘が人質だってのに、ムウ帝国撃滅のために出撃しちゃうのは?
★それが神宮寺の神宮寺たる所以なのだ(?)。ま、後になればいろいろつっこみもいれられるけど、見てる時はあんまり気にならない。関沢新一脚本の巧さ、テンポの良さだね。
☆それを活かした本多監督の演出力ってのもあるしな。あと、神宮寺艦長もいいけど、ムウ帝国の皇帝も人気あるよね。
★出番はあんまりないんだけど、背景を色々想像させるね。どういう風な教育を受けて育ったんだろう、とか。反対に主役のはずの高島忠夫とか藤山陽子なんかがかすんじゃう。
☆唯一、上原謙の演じた楠見というキャラだけが、隠れ主役というかポイントとして描かれてる。
★というか、この人がいないとお話が先に進まないから・・・。
☆結構、予算とか製作日数とか少なかったんでしょ? その影響かな。
★実質2ヵ月で作ったって話だし。それにしては良く出来てる。やはり黄金期のパワーなんだろうな。
☆ただ、ラストはちょっとあっけなさすぎない? 己の力を過信したからってのはわかるんだけど。
★それより「轟天建武隊」の面々がさ、「ドック」とか「ゲート」とか言ってるのが気になった。敵性語じゃあないのかぁ?
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作品データ
投稿日 : 2003/08/10 11:24
投稿者 Excalibur
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製作:田中友幸
原作:押川春浪
脚本:関沢新一
音楽:伊福部昭
特技監督:円谷英二
監督:本多猪四郎

高島忠夫/藤山陽子/小泉博/上原謙/藤木悠
佐原健二/田崎潤/田島義文/南道郎/坂本晴哉
北あけみ/雨宮貞子/高田稔/藤田進/津田光男
大友伸/伊藤久哉/桐野洋雄/沢村いき雄/宇野晃司
中村哲/中山豊/平田昭彦/天本英世/小林哲子

1963年

             (1988/9/10 VIDEO)
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