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「ロード・オブ・ザ・リング」
投稿日 : 2002/02/15 00:21
投稿者 しお
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また友人が当てた試写会で観てきました。

3時間、長いですが面白かったです。
主人公が、仲間に助けられながら、ある目的を持って旅をする。
古典的な冒険物語なのでそのシンプルさがうけるかもしれません。

ただし3部作のうちのパート1なので、
明らかに「続く・・・」という感じで終わります。
よってこの後どうなるの!!!となるのは免れません。(^^;)

ちなみに僕は原作は全く読んでいませんでした。
エクスカリバーさんの本格レビューが楽しみです。(^^)
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Re: 改めて
投稿日 : 2005/02/27 20:07
投稿者 Excalibur
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当初は様々な面で不安を(不満も)覚えていたこの一作目だったが、三部作が無事に完結した今ではきちんと導入部としての役目を果たしていたことを改めて感じた。
何といっても、物語の軸が単線なので追いやすいのがこの作品の良さだ。”力の指輪”を葬らんとする<主人公側>と、それを手に入れようとする<敵側>という対立構図がハッキリしているからで、これが二作目や三作目となると<主人公側>がバラバラに分かれて複線、複々線化してしまってこうはいかない。それに三部作の最初と言うことで露骨に物語の中途で終わってしまうのだが、意外にも独立した一本の映画としての起承転結はしっかりしているのだ。
平和な日常世界が段々と様変わりして行く過程が上手く表現され、そして一つのミッションのためにキャラクターが集結してゆく。ここから一気に展開は加速していくのだが、夫々のキャラクターたちはきちんと色分けされ、緊迫したシーンと息抜きのシーンも適度に盛り込まれているので軸がぶれない。これは稀有なことだろう。
三部作の最後はハッピーエンドを迎えるが、そこまでの道程は決して平坦ではなく、大きな犠牲の上に成り立った重みのあるものだった。それを踏まえるとこの『旅の仲間』序盤のホビット庄の長閑な描写がものすごく懐かしく、というか貴重なものに思えてくる。それに何といってもこれから大冒険が始まるんだ、というワクワク感。三部作完結後に改めてもう一度見たいと思うのはこの一作目で、三部作でどれか一本を選べと言われたらこの作品を推すだろう。魔法使い、人間(戦士・騎士)、エルフ、ドワーフ、そしてホビットで構成される<旅の仲間>は、RPGのパーティの元祖ともいえるものだが、唯一その気分が味わえるのも本作だけだ。

致し方ないこととはいえ、熱狂的な原作ファンからはその改変ぶりが問題になった。
原作では殆ど出番のないアルウェンが、原作でのグロールフィンデルらに代って、風見が丘で重傷を負ったフロドを裂け谷まで運ぶ重要な役回りを演じているし、映画では「最後まで(フロドと)一緒に行きたかった」と語るアラゴルンは、原作ではボロミアとゴンドールへ行くのがそもそもの目的であって、方向が同じだから途中まで同行することになるのである。
その様々な改変の中でも、殊に惜しまれたのがトム・ボンバディルの登場シーンが割愛されたことであろう。ホビット庄を旅立ったフロドたちが、ブリー村へ辿りつく前の最初の危機を救ってくれたこの陽気な爺さんは、中つ国で最も古いと言われる存在。その妻で川の娘ゴールドベリと並んで人気のキャラクターだが、上映時間の関係からかエピソード丸ごと映像化されなかったのは残念だった。
時間といえば、映画では一気呵成に展開している感のある、”ビルボの誕生日”から”フロドの旅立ち”までの時間経過だが、原作では実は17年もの歳月が流れている。全体的に原作は、言ってみればのんびりムードに満たされているが、一本の映画としての緊迫感を持続させる上ではこの改変は納得出来る。

今回見直してみて気付いたのは、『王の帰還』のメインテーマ的存在の<ゴンドールのテーマ>が、既にこの作品で流れていること。裂け谷でのエルロンドの会議の席上、ボロミアが故国のことを語る際にしっかりと使われていたのだが覚えていなかった。音楽も三部作通しての設計がきちんと成されていた証拠だろう(因みに『二つの塔<SEE>』では、ファラミアの回想シーンできちんと使われている)。その反面、この作品ではチラッと映るだけのゴラムが、二作目以降とは随分趣きが違うように思えるのは気になってならない。演出のせいでそう見えるのか、それとも本作製作中にはデザインがしっかり固まっていなかったのか、どちらだろうか。

最後に、<スペシャル・エクステンデッド・エディション(SEE)>を見た後では<劇場公開版(CE)>は物足りなく感じてしまうので、どちらかをと問われれば(特に初見の方には)<SEE>を奨めるが、ではこの<CE>が著しく完成度が劣るのかというとそうではない。より深く作品世界を味わうには<SEE>だが、一本の映画として凝縮されているのが<CE>ということになるだろうか。結局のところ優劣を競う問題ではなく、どちらを選ぶかは各人の好みの問題である。

          (2005/2/12 VIDEO)
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プレミアム・ステージ特別企画
投稿日 : 2004/02/10 21:34
投稿者 Excalibur
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ノーカット、地上派初放映ということで見ました。20:03〜23:39で枠取りしたのですから、フジテレビもかなり力を入れております。今回フジテレビでの放映ということで、ここ特有の(?)トンデモ吹替を恐れ、かつ半ば期待してもいたんですが(苦笑)、結局は劇場公開&ビデオ・DVD収録版と同じものでした。妙なタレントに吹替されなかったのは良かったですが、ちょっと違ったキャスティングで聞いてみたかったという気持は隠すべくもありません。
TVということで肩肘張らずにダラダラ見ていると、迫力はないもののストーリーや人物関係を理解するにはTV放映も悪くないのかな、と思ったりもしたんですが、それにしても今回、本編放送中とCM放送時との音のバランスの悪さが非常に気になりました。本編の音が小さすぎるのでボリュームを上げると、CMに入った時にウルサイウルサイ。これは何とかならなかったのでしょうかねぇ?

          (2004/2/7 TV)
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字幕スーパー版と日本語吹替版
投稿日 : 2002/07/08 20:49
投稿者 Excalibur
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これだけネット上や雑誌で話題にならなければ<字幕版>もすんなりと受けとめられたのかもしれないが、熱心なファンの多い作品のこと、たちまち大騒動となってしまった。そして両ヴァージョンを見比べてみると、これは明かに<吹替版>の方に軍配が上がる。耳で聞くセリフの情報量と、字数制限のある字幕との単純な差もあるのだが、主語の取り違えや固有名詞の取り扱いのミスなど細かいレベルで論ずるものではなく、結局のところは担当者の、根本的な作品そのものに対する理解度の欠如に起因するというのは衆目の一致するところである。勿論<吹替版>とて完璧ではないものの、多くの点でハードルをクリアしており、その仕上り具合に大きな隔たりがあるのは事実なのだ。
これは直接は両ヴァージョンの出来そのものには関係ないのだが、本作には実はサブタイトルがあり、<吹替版>ではそれにきちんと『旅の仲間』とテロップが付けられている(<字幕版>では一切無視)。また<字幕版>には公開途中から続編『二つの塔』のダイジェスト映像が、本編ラストとエンドクレジットの間に挿入されてリピーター増加の一助となったが、こちらに付けられた字幕にも不自然な点が散見される。ということで本作未見の方には、迷わず<吹替版>を推すものである。
なお度重なるファンからの抗議の結果、ビデオ発売の際には一部字幕が手直しされることが発表された。どの程度改善されるのかはわからないが、先ずは一歩前進である。もっとも続編、続々編とも字幕担当者は変更されないとのことなので、今後まだまだ予断を許さないのだが。

     (2002/5/3 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 1番スクリーン、2002/6/6 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 3番スクリーン)
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面白かったです。
投稿日 : 2002/04/03 22:05
投稿者 麻衣かつみ
参照先
ハリーポッターと違い、原作は読んでないで映画を見た私ですが、人
物関係とか端折っているものの、結構分りやすくしてあったので良かったで
すね。3時間という長さも全然そんなに長いと感じさせないで、気がついたら
この物語の世界に嵌っていて、あっというまに終わった感じがしました。

9人のうち、二人も死んじゃって、この先また一人ずつ死んでいくのかと思う
と、とても哀しい気もしますけど・・・。
中盤あたりから、哀しくてダーダー泣いちゃいました・・・。

私は人間の王族の末裔だという男優さんがカッコいいなと思いました(笑)
(といっても私はいつもそればかりなんですけど・・・)
この俳優さん、違う映画で見たような気がするんですが、何か他の作品を知っ
ている方、いませんか?
あ、話が脱線してすみません。
そういえば、あのキャストの中では、弓使いのエルフ役の方が一番人気だそう
です。
友達3人と見に行きましたが、その中の一人は映画の最後の方で弁慶のように
弓矢で胸を射抜かれて死んでしまった男の方が好みだったらしいですが、死ん
でしまったので、かなりショック受けてました・・・。
全然映画の感想とは違うこと書いてすみません・・・。
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作品データ
投稿日 : 2002/03/21 20:46
投稿者 Excalibur
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監督:ピーター・ジャクソン
製作:バリー・M・オズボーン/ピーター・ジャクソン/フラン・ウォルシュ/ティム・サンダース
共同製作:リック・ポーラス/ジェイミー・セルカーク
製作総指揮:マーク・オーデスキー/ボブ・ワインスタイン/ハーヴィー・ワインスタイン/ロバート・シェイ/マイケル・リン
脚本:フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ピーター・ジャクソン
音楽:ハワード・ショア

フロド:イライジャ・ウッド<浪川大輔>/ガンダルフ:イアン・マッケラン<有川博>/アルウェン:リヴ・タイラー<坪井木の実>
アラゴルン:ヴィゴ・モーテンセン<大塚芳忠>/サム:ショーン・アスティン<谷田真吾>/ガラドリエル:ケイト・ブランシェット<塩田朋子>
ギムリ:ジョン・リス=デイヴィス<内海賢二>/ピピン:ビリー・ボイド<飯泉征貴>/メリー:ドミニク・モナハン<村治学>
レゴラス:オーランド・ブルーム<平川大輔>/サルマン:クリストファー・リー<家弓家正>/エルロンド:ヒューゴ・ウィービング<菅生隆之>
ボロミア:ショーン・ビーン<小山力也>/ビルボ:イアン・ホルム<山野史人>

2001年
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「旅の仲間」
投稿日 : 2002/03/21 20:45
投稿者 Excalibur
参照先
J・R・R・トールキンの『指輪物語』3部作のうち、第1部である<旅の仲間>の映画化(実際には第2部<二つの塔>の冒頭部分まで映像化されている)。
邦題を素直に『指輪物語』としなかったのは、先にラルフ・バクシのアニメーション版が公開されていたからかもしれないが、原題にもあるサブタイトルを削ったのは如何なものか。既に第2部・第3部の公開は決まっているだけに、あたかも全篇の映画化であるかのように装わずに堂々と第1部だと明言して欲しかったものだ。
さて本作は2時間58分もの長尺の映画ではあるが、文庫本にして四冊分ものボリュームを持つ原作をそのまま引き写すことはやはり不可能。ということで良くも悪くものんびりした展開の原作をかなり大胆に刈り込んではいるものの、それでも大筋は原作に忠実でダイジェストということで懸念されたわかりにくさはない。むしろ親切に伏線を張るなどして、原作以上にわかりやすくなっているということも言えるかもしれない。ただ物語の交通整理に重点をおいたせいかキャラクターの掘り下げがなく、その行動の動機付けなどが不明確で感情移入し難くなっているのは残念。初心者でも物語に付いて行ける反面、今後の展開への布石となる部分がバッサリと抜け落ちているのも、やや不安を覚える要因ではある。
とはいえ、未だ嘗てこれだけの規模でファンタジーを映像化した例はなかったわけで、それだけでもスタッフとキャストを手放しで誉めたいくらいだ。<エルフ>という設定を考えると女優陣に難がないでもないが、逆にヴィゴ・モーテンセンとショーン・ビーンの二人は原作以上に魅力的なキャラクターを作り上げることに成功しているなど総じて好演であり、十分に及第点を与えられる内容であった。
ただ、ここまであからさまに「続く」で終わることについては、「商業映画」として評価が分かれるところ。謎を残しつつもとりあえず一作毎に決着を付けていた『スター・ウォーズ』とは違い、こちらは3作全部見ないことにはきちんとした評価は下せない。

          (2002/3/16 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 10番スクリーン)
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続けて
投稿日 : 2002/02/16 01:18
投稿者 MIHO
参照先
私も友達が当てた、試写会のチケットで観て参りました。
場所は、国際フォーラムAホール。
席は、妹が16時半ころに行けたので1階の後ろから5列目くらいでした。
でも、音響は良いしスクリーンは大きいしで不都合はございませんでした。
3部作の1作目ということも知らず、トイレに行きたいのを我慢して
観てましたがあと30分くらいのところで「あっ、これ続くんだ!!残り時間では終われないもんな」と気付き(笑)安心して見入っておりました。
妹さんは、ある1人の方が好みだったようで 感情移入をしたらしくて泣いておりました。
私は、北欧系の弓矢使いの方が好みです(爆)

『ドラクエ』と『ナウシカ』と『もののけ』と『イウォークアドベンチャー』
と『インディージョーンズ』等々が好きな方は入っていけます。
3時間は、長いですが 水分を控えて是非ご覧下さい。
CGもロケでの映像もとても良いですよ。
出演者も格好良いし。
映画館は、音響の良いところでご覧下さい。
臨場感が味わえます。
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