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「未知との遭遇」
投稿日 : 2002/04/26 23:47
投稿者 Excalibur
参照先
「<第一種接近遭遇>とは、UFOの目撃を言う」
「<第二種接近遭遇>とは、UFOの残した物理的痕跡を言う」
こんな感じの広川太一郎の予告ナレーションも懐かしい。
そして<第三種接近遭遇(この映画の原題)>こそ、この映画のクライマックス、「UFO搭乗者との接触」なのだ。
宣伝のポイントもこの点に絞られていたと思う。『未知との遭遇』という邦題も何やらワクワクさせてくれるものがあり、TVで良くやるUFO特番の延長を見るような気持で劇場へ足を運んだ。

開巻すぐ真っ暗な画面にタイトルが現れ、スタッフ、キャストのクレジットが流れてゆく。こちらとしては「いつUFOが姿を現すんだろう」という期待から画面を注視していると、微かに聞えてきた音楽がやがて段々と大きくなっていき・・・一転してスクリーンに映し出されたのは砂漠の風景。そこで発見されたのは古めかしい飛行機の数々。これは一体何なんだ?UFOとどういう関係があるのか?と思う間もなく、 場面は旅客機の管制センターでの、謎の飛行物体を巡っての管制官とパイロットの緊迫したやりとりへと切り替わる。そしてあれよあれよと思っているうちにやっとこさ主人公が姿を見せ、何が何だかわからないながらも、すでに映画の中へすっかり引きずりこまれてしまい、後はひたすら映像と音楽に圧倒されただけ――。

「UFO入門」だとか「UFOの謎」だのといった本を読んでいた子供心にも、劇中で描かれるUFOが引き起こす現象はリアルに感じられ、高名な研究家がバックについているんだという宣伝文句にも納得したものである。そして、出し惜しみせずに最後に宇宙人の姿をバッチリと見せてくれるのも嬉しかった。しかもこれまた妙に説得力のあるデザイン。これらは内外の様々なデータに基づいたリサーチの結果なのだろうが、細かいディテールの積み重ねが映画全体の大ウソをウソと感じさせないものにしているのだ。
そして音楽の力。未知の存在とのコンタクトに音楽、しかもシンプルな五音階を使うという発想はどこから生まれたのだろうか。これまた映画ならではの大ウソと言ってしまえばそれまでだが、映画だからこそこの発想を愛したいものだ。

最近しばらくぶりにビデオで見返してみたのだが、ほとんど色褪せていないのには驚いた。もしかするとスピルバーグの最高傑作は、この作品なのかも知れない。
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Re: 「未知との遭遇」
投稿日 : 2006/08/28 13:26
投稿者
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あんあに古い作品なのにとんでもなく面白い。なぜってそれは日本の映画と違って、アメリカ人は顔や服があまり変わっていないからかな・・・。
話も、想像していたのと全然違っていた。
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作品データ
投稿日 : 2002/04/26 23:48
投稿者 Excalibur
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製作:ジュリア・フィリップス/マイケル・フィリップス
監督・脚本:スティーブン・スピルバーグ
音楽:ジョン・ウィリアムス

リチャード・ドレイファス
フランソワ・トリュフォー
テリー・ガー
メリンダ・ディロン
ケイリー・グッフィ
ボブ・バラバン
ランス・ヘンリクセン
ウォーレン・ケマリング

1977年
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