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「キャメロット」 (1998)
投稿日 : 2002/05/02 21:53
投稿者 Excalibur
参照先 http://odin2099.exblog.jp/
ディズニーの牙城を切り崩さんと、何故かこの時期に各社競って長編アニメーション製作に一斉に乗り出した。20世紀フォックスは『アナスタシア』、ドリームワークスは『プリンス・オブ・エジプト』、そしてワーナー・ブラザースがこの『キャメロット』。ただ、私に言わせれば、キャラクター・デザインも似たり寄ったりだし、動物の擬人化やミュージカル・シーンの挿入は不可欠のようなので、アメリカ製のアニメはどれもさして違いがあるようには見えないんだけどね。それに比べると日本のアニメはバラエティーに富んでるなぁと誇らしくも思うのだが、やっぱり外国人にはどれも同じに見えてるのかな。
主人公は騎士に憧れる少女ケイリー、なんだけど彼女がどうして騎士に憧れているのかは全く不明。父親がサー・ライオネルという立派な騎士ではあるものの、例えば小さい時から後継ぎとして、男として育てられたとかそういう設定も一切なく、むしろ一人娘として大事に育てられてきたはず。もしかするとこの女騎士(戦士)というシチュエーション、単なる同時期のディズニー・アニメ『ムーラン』への対抗なんじゃないかと勘繰りたくもなってくる。もうちょっと必然性というか、エクスキューズは用意しておいて欲しいもんである。
ところでこの題名、すっごく気になる点がある。<キャメロット>は地名で、剣の名前は<エクスカリバー>だってば。原題は”Quest for Camelot”で、これもちょっと変。<キャメロット>を捜し求める冒険物語じゃなくて、<エクスカリバー>の奪い合いをするオハナシだからだ。何らかの理由で<エクスカリバー>を題名に使えなかったとか、そういう訳があったのかな。まぁ題名からお察しの通りアーサー王を題材にした作品だけど、ちょい役である(声はピアース・ブロスナン! それ以外も英国演劇界大挙出演、てな感じで豪華。一方の日本語吹替版は鈴木蘭々、川平慈英、岩崎宏美、森功至、爆笑問題、長谷川初範に萩原流行・・・)。
音楽はパトリック・ドイル(劇伴)とデビッド・フォスター(歌)の担当だけど、残念ながらこれといって印象に残る曲がない。ただ、一箇所『スーパーマン』のパロディ・シーンがあり、そこではしっかとJ・ウィリアムス作曲のテーマが流れるのは、さすがワーナー映画! なお、主題歌はセリーヌ・ディオンとスティーヴ・ペリーのデュエット。
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作品データ
投稿日 : 2002/05/02 21:54
投稿者 Excalibur
参照先
ビデオ題名『魔法の剣 キャメロット』 (だから<キャメロット>は地名だってば ^_^;)

監督:フレデリック・デュショー 
製作:ダリサ・クーパー・コーエン 
原作:ヴェラ・チャップマン 
脚本:カーク・デミッコ/ウィリアム・シフリン/ジャクリーン・フィーザー/デヴィッド・セイドラー
音楽:パトリック・ドイル/デヴィッド・フォスター/キャロル・ベイヤー・セイガー

(声)
ジェサリン・ギルシグ/ケイリー・エルウィズ/ゲイリー・オールドマン/ピアース・ブロスナン/エリック・アイドル
ドン・リックルズ/ジェーン・シーモア/ガブリエル・バーン/ブロンソン・ピンチョット/ジョン・ギールグッド

1998年
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