製作総指揮：ロジャー・コーマン／監督：リック・ジャコブソン／脚本：ウィリアム・C・マーテル

＜キャスト＞
マイケル・ダディコフ／リチャード・ノートン／ゲイリー・ハドソン／フレデリック・フォレスト

＜ストーリー＞
アメリカ国防省開発の最新ステルス機「ノヴァ」。この機が、最終試験飛行の際にテロリストに雇われた同じ基地の仲間に盗まれる。24時間以内に「ノヴァ」を奪還しなければ、基地もろとも周囲一帯を爆撃する。エリート・パイロット、コナーズは、生死を賭けて「ノヴァ」奪還に挑んだ！

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　この映画は、『エグゼクティブコマンド』の続編にあたるのですが、私はそれを知らずにレンタルして来ました。ですが、特に前作からの引きがあったわけでもなく、単品としても楽しめる作品であると思いました。ただ、主人公のコナーズの凄さを知るには、前作を見ていた方がもっとのめり込めるかも知れません。
　作品そのものについては、全長93分という時間数に見合った見せ場となるシーンの連続で見やすかったです。ストーリーの起承転結が明瞭でしたし、キャラクターに見合ったキャスティングで、意外な落とし穴というものがなくて分かりやすかったです。作品そのものの主役であるステルス機「ノヴァ」の映像が多く、戦闘機同士のバトルシーンに力が入っているところも、戦闘機を見たいという期待を裏切らない作りで良かったと思います。
　しかし、ストーリーの流れとして、テロリストに立ち向かう地下組織のリーダーの女性が格闘の末生き残るシーンは良かったのですが、コナーズの相棒が死んでしまうシーンは、仕方がないとはいえやはり見ているのが辛かったです。
　コナーズと彼をエリート・パイロットに育てた恩師の戦闘機による決戦シーンが最大の見せ場となっています。ハラハラする映画をお求めの方に。

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