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「沈黙の要塞」
投稿日 : 2002/05/13 23:23
投稿者 久保田r
参照先
製作総指揮:ロバート・ワッツ、ジェフリー・ロボノフ/製作:A・キットマン・ホー、ジュリアス・R・ナッツ/製作・監督:スティーブン・セガール/脚本:エド・ホロウィッツ、ロビン・U・ラッシン/撮影:リック・ウェイト/音楽:ベイジル・ポールドゥリス

<キャスト>
スティーブン・セガール/マイケル・ケイン/ジョアン・チェン/ジョン・C・マッギンリー/アーヴィン・ブリンク/リチャード・ハミルトン/ビリー・ボブ・ソーントン

<ストーリー>
アラスカのイヌイットの聖地に聳え立つ、不釣り合いな巨大プラント。石油会社エイジスは、利潤追求の為に無茶な開発を繰り返し、周囲の自然を破壊し、深刻な環境汚染問題を引き起こす。噴出防火装置の欠陥が原因で起こる石油火災に怒った現場監督のヒューは、「エイジス1」の欠陥を指摘するが、金の亡者と化したエイジスの社長に殺される。友人を殺されたフォレスト・タフトは、一人敢然と巨大プラント破壊に挑んだ。
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Re: 「沈黙の要塞」
投稿日 : 2003/10/23 20:50
投稿者 Excalibur
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これ、先輩と一緒に公開初日のミラノ座へ行ったんだっけ。宣伝文句は”スティーブン・セガール主演、シリーズ第2弾!” 勝手に日本でシリーズ化しちゃったのはともかく、石油の採掘基地をつかまえて「要塞」ときた日にゃ・・・。実は製作中から注目してたので、どんな邦題になるのか気にしてたんだけどね。
ま、それはおいといて、せっかくのセーガルの監督・主演作なのだが、見終わった二人の感想は、「困っちゃいましたねぇ・・・」。
「つまんないのかよぉ?」と聞かれれば、即座に「いやぁ、そんなことはないよ」と否定は出来る。セーガルのカッコ良さは出てるし、爆破のスケールなどアクション面に関しては文句のつけようがないくらい。「じゃ面白いの?」と問われると、「うーん・・・」。
環境破壊がテーマで、強烈な社会批判を正面切って堂々と行っているんだけど、内容的にはただドンパチやってるだけ。あれだけ派手に基地をぶっ壊しておいて、環境破壊反対もないだろう。それにイヌイットによって魂の戦士として再生されたはずの主人公が、「現実を見ろ、暴力なしじゃ何も解決しない」と宣った後、ラストで説教垂れるのだ。「企業と政府の癒着が環境破壊の原因である」と。
アクションスターが初監督するにあたり、「オレはアクションだけじゃないんだぜ」ということを証明しようとした勇み足ってことなのかなぁ。結局一番印象に残ったのは、エンド・クレジットでベイジル・ポールドゥリスのメロディーに乗せて映し出される、美しいアラスカの自然だった。
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地球は我らの母なり
投稿日 : 2002/05/13 23:24
投稿者 久保田r
参照先
 ”地球は我らの母なり”
 この一言に帰す映画であると思いました。
 アラスカの雄大な自然を映し出す映像のスケールの大きさと深さ。この雄大な自然は、人を飲み込むほどのスケールの大きさで、爆弾の知識に長け、武道に優れ、ハイテク機器をも使いこなすスティーブン・セガール演ずるフォレスト・タフトをすらもちっぽけな人間に見せてしまうほどの底の深い神秘力に満ちていると思いました。
 タフトを助けた部族の長が言います。「お前は選ばれた戦士だ。闘え」と。タフトは、友人を殺され、自らも殺されかけ、更に自分を助けてくれた部族の長までもが死ぬシーンにまで立ち会い、長の言葉の後押しを受けて、意を決して巨大組織壊滅の為に立ち上がります。
 自然を護ることと大掛かりなアクションとの結びつきが多少力技的な展開に見えるものの、環境を破壊尽くして来た石油プラントが崩壊して行く様は、見応えのある爆破シーンとなっています。
 しかし、この映画の帰すところは、”地球は我らの母なり”であり、地球環境の保護であります。エンドテロップが流れる中、湖に浮かぶボートの上で、今回の映画のヒロインと穏やかに微笑むタフトの姿は、自然に溶け込むシーンとして印象的なシーンとなっています。
 そして、自然を護る為に戦った彼らの姿を、ベイジル・ポールドゥリスの奏でる美しい音楽の旋律が、更にスケールの広い作品として仕上げています。
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