「ナバロンの嵐」
投稿日 | : 2002/06/26 21:47 |
投稿者 | : Excalibur |
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製作:オリヴァー・A・アンガー/サミュエル・Z・アーコフ
原作:アリステア・マクリーン
脚本:ロビン・チャップマン
音楽:ロン・グッドウィン
監督:ガイ・ハミルトン
ロバート・ショウ/ハリソン・フォード/エドワード・フォックス
フランコ・ネロ/リチャード・キール/バーバラ・バック
カール・ウェザース/アラン・バデル/マイケル・バーン
フィリップ・レイサム/アンガス・マッキネス
1978年
なんでいまさら・・・
投稿日 | : 2002/06/26 21:49 |
投稿者 | : Excalibur |
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『ナバロンの要塞』の後日譚で、冒頭には前作のダイジェストも付いている。ナバロン要塞破壊を成し遂げたマロリーとミラーが、今度はドイツ軍に包囲されたパルチザンを救出するためにユーゴスラビアへ潜入するという内容で、続編というよりも同一キャラを使ったシリーズ第2弾である。
物語内時間は前作の2年後。だが実際の製作は17年後とあって、当然ながらキャストは一新。グレゴリー・ペックが演じたマロリーはロバート・ショーに、ミラーはデビッド・ニーブンからエドワード・フォックスへ交代。どちらが原作のイメージに近いのかはわからないが、冷徹なリーダーで語学の天才のはずのマロリーは、ドイツ語も話せないガンコな老人になっちゃったし、飄々としていたミラーはどうにも胡散臭い人物に(フォックスが無理して軽く演じようとしているのがかえって徒になっている)。それに本来の主役はバーンズビー隊長を演じたハリソン・フォードで、2人は言ってみれば重要な脇役といったところ。
必然性やその重要度がハッキリしないので、せっかくのクライマックスのダム爆破から鉄橋破壊に至るプロセスが盛りあがらないなど、何で今更の感が強い凡作である。