製作：チャコ・ヴァン・リューウェン／ジョン・デイヴィソン　
製作総指揮：ロジャー・コーマン／ジェフ・シェクトマン　
原案：リチャード・ロビンソン／ジョン・セイルズ
脚本：ジョン・セイルズ　
音楽：ピノ・ドナッジオ　
監督：ジョー・ダンテ
　
ブラッドフォード・ディルマン／ヘザー・メンジース／
ケヴィン・マッカーシー／キーナン・ウィン　
ディック・ミラー／バーバラ・スティール／ベリンダ・バラスキー／ブルース・ゴードン　
ポール・バーテル／リチャード・ディーコン／シャノン・コリンズ　

1978年

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山中の立ち入り禁止区域での謎の失踪事件。行方不明者を探しに来た調査員が、その廃棄された研究施設で見つけたものは・・・？
『ジョーズ』の二番煎じ、しかも低予算（なんせロジャー・コーマン作品だ）だがそこはアイデアでカバー。舞台は海ではなく川になり、相手もサメではなく品種改良されたピラニア。自然の脅威との対決ではなく、文字通り人工の、創られたモンスターとの戦いだ。巻きこまれ型の主人公と政治的な配慮とやらをする悪役との対比もパターンとはいえなかなか見せてくれる。後にＴＶ用にリメイクされた（『ザ・ピラニア／殺戮生命体』として日本ではビデオ・リリース）。
数ある亜流作品の中ではスピルバーグが気に入っていた（？）というこの作品は、ジョー・ダンテ監督のデビュー作である。後にダンテはスピルバーグお気に入りのお抱え監督となってゆく。
ちなみに続編『殺人魚フライングキラー』は、かのジェームズ・キャメロンの監督デビュー作であるが、不本意な出来なのか近年のフィルモ・グラフィーからは削られている。

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