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「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」
投稿日 : 2002/10/17 22:48
投稿者 Excalibur
参照先
製作総指揮:スー・アームストロング/アンドリュー・メイソン/ビル・ガーバー/ブルース・バーマン 
原作:アン・ライス 
脚本:スコット・アボット/マイケル・ペトローニ 
音楽:リチャード・ギブス/ジョナサン・H・デイヴィス
製作:ジョージ・サラレギー
監督:マイケル・ライマー   
 
スチュアート・タウンゼント 
アリーヤ 
マーガリート・モロー 
ヴァンサン・ペレーズ
レナ・オリン 

2002年
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「エクスタシーは血から血へ」(コピー)
投稿日 : 2002/10/17 22:49
投稿者 Excalibur
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<ヴァンパイア・クロニクルズ>の映画化第2弾。但し『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(翻訳『夜明けのヴァンパイア』)の続編ではなく、一足飛びに続々編『呪われし者の女王』を取り上げ、これに二作目『ヴァンパイア・レスタト』のエピソードを挿入して構成している。早くから続編製作の話はあったが、結局前作公開から8年も経ってしまった。
ということでスタッフ・キャストも一新。今回トム・クルーズに替ってレスタトを演じたのはスチュアート・タウンゼントだが、これがなかなかいける。クルーズのレスタトには原作者を始め賛否両論だったが、男ながらゾクゾクするような色気を漂わせたこのタウンゼントなら原作ファンも納得するのではなかろうか。マリウス役のヴァンサン・ペレーズ(「目で妊娠させる男」!)も、ちょっと軽すぎるかなとは思うもののお茶目で魅力的。対照的にヒロインであるジェシー役のマーガリート・モローには良いところなし。そもそもタウンゼントと並んだときに、タウンゼントの美しさの引き立て役になってしまうくらいなのだから・・・。また<呪われし者の女王>アカーシャを演じた”歌姫”アリーヤも、賞賛を浴びるほどの出来映えとも思えない。本作撮影直後に若くして事故死したアメリカ音楽界の大スターを悼んでの声だとするなら頷けなくもないのだが。全篇に官能的な美しさが漂う映画の割に、女優陣が今ひとつなのは皮肉なことだ。
また、官能的ではあっても耽美な面は押えられ、殊にホモセクシャルな要素が陰を潜めた本作は、前作よりもハードルが低め。前回に抵抗を感じた人でもOKな作りにはなっているのだが、今度は残念ながらお話の方のハードルがかなり高い。引きは殆どないので前作は必ずしも見ておく必要はないが、きちんと原作を読むか、少なくともダイジェストに目を通し人物配置は頭に入れておかないとチンプンカンプンだろう。個人的には充分楽しめたのだが、予備知識ナシの人にはかなり辛い映画になるはず。ただ、それを押してでも一見の価値はあり、とは思う。
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