「たそがれ清兵衛」
投稿日 | : 2003/03/15 17:21 |
投稿者 | : F20! |
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嫁を労咳で死なせ、病気の母と二人の娘を世話するため、
自分の身なりを気にせず、一生懸命働いて、
お酒などの誘いも一切断り、たそがれ時になると急いで帰る。
男やもめの下級武士清兵衛(真田広之)についたあだ名が「たそがれ清兵衛」
身なりはボロボロで、藩主から咎めを受けるほどだが、
自身は娘二人がいればそれで良いという清兵衛。
そんなとき親友の妹朋江(宮沢りえ)が、嫁ぎ先から出戻ってきたという。
元夫甲田の酒癖と暴力に見かねて離縁させたのだが、
その甲田が親友宅に怒鳴りこんできたのに出くわし、
甲田との果たし合いに発展する。
真剣を使う甲田に対し、殺したくないと棒切れで対峙し、
甲田を打ち付けて倒す清兵衛。
そのことから朋江とも親しくなり、娘二人も朋江に懐いていた。
親友から縁談を勧められたが、貧乏暮らしをさせられないと断る清兵衛。
朋江とも疎遠になってしまった。
そんなおり、藩主が急死し権力争いが起こる。
下級武士である清兵衛には関係のないことであったが、
改革派は謀反人として切腹が命じられていた。
その中の一人、余呉(田中泯)は命に従わず切腹を拒み、
追っ手を返り討ちにしていた。
果たし合いの件で名を知られていた清兵衛に藩命が下る。
「余呉を討ち取れ」
一度は辞退した清兵衛も藩命と言われて引き受けざるを得なかった。
余呉は一刀流の使い手で、朋江の元夫甲田の友人であり、
清兵衛に決闘を申し込んだこともあった。
その時は難なく回避することができたが、今度は藩命であり避けることはできない。
しかも試合ではなく、生死をかけた決闘である。
死を覚悟し、最後に朋江に「嫁になって欲しい」と告げる。
しかし数日前に他の縁談を受けてしまったという朋江。
お互いを思いながらどうにもならない二人。
そして余呉との果たし合いに向かう清兵衛。
清兵衛と余呉との決闘の行方は?
朋江との恋の行方は?
日本アカデミー賞総なめの本作品。
上映期間も延長されたでしょうから、この後は書きません。
劇場、映画館でご覧下さい。
日本アカデミー賞