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「戦場のピアニスト」
投稿日 : 2003/03/30 15:47
投稿者 F20!
参照先
第二次大戦中のポーランド。
ナチスドイツに迫害されるユダヤ人の悲劇と、
一人の実在のユダヤ人ピアニスト、Wシュピルマン氏の回想録と、
史実に基づいて書かれた作品。


監督ロマン・ポランスキーも幼少のころにナチスに迫害され、
命からがら逃げ延びた経験があり、その経験が映画に反映されていた。

あの「シンドラーのリスト」の監督を依頼されていたそうだ。
しかし、「シンドラー〜」は監督の故郷に近い話だったらしく、
古傷に向かうことができず断ったとか。


ようやく第二次大戦中のユダヤ人迫害について触れることができるようになったようだが、
この映画で肝心なのは事実である、ということだろう。
ナチスに協力するユダヤ警察や、シュピルマンを匿って助けるナチス将校の存在が、
加害者ナチス、被害者ユダヤという単純な線引きをさせないでいる。

また、所々でピアノを見ても、逃亡中であるために弾くこともできない、
鍵盤の上で、触らないようにしてピアノを弾くマネをするシーンは、
戦争の悲哀を物語っている。

実話であるがために、簡単な批評もできない。
しかし、戦争の悲惨さと、その中で必死に生き抜いてきた一人のピアニストに対して、
大いに敬意を払いたくなる作品である。
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