「テロリスト・ゲーム」
投稿日 | : 2003/05/19 22:41 |
投稿者 | : Excalibur |
参照先 | : |
製作:ピーター・スネル
原案:アリステア・マクリーン
脚本:デヴィッド・S・ジャクソン
音楽:トレヴァー・ジョーンズ
監督:デヴィッド・S・ジャクソン
ピアース・ブロスナン/アレクサンドラ・ポール/パトリック・スチュワート
テッド・レヴィン/クリストファー・リー/ジョン・アビネリ
ニック・ダヴィロ/クラーク・ピータース
1993年
”ジェームズ・ボンド”への道
投稿日 | : 2003/05/19 22:42 |
投稿者 | : Excalibur |
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テロリスト集団にジャックされ、核爆弾を搭載したまま暴走する列車と、それを阻止せんとする特殊部隊との攻防戦。冒険作家アリステア・マクリーンの遺したプロットを元に作られた言わば”走る『ダイ・ハード』”で、主演は後に”五代目ジェームズ・ボンド”を襲名するピアース・ブロスナン。似たようなプロットの作品はいくつかあるが(例えばセーガルの『暴走特急』)、これが先駆的な作品である。メンバー内の紅一点アレクサンドラ・ポールの活躍の比重が高いのも、時代の流れを捉えた結果と言えそうだ。
共演陣にパトリック・スチュアートやクリストファー・リーを揃えていることから、決して低予算作品というわけではないはずだが、全体的にこじんまりした印象を受けるのは元来がTV映画(CATV用)だったせいか。ただ仕上りは堅実なので、”007”級のスケールの大きさを期待しなければ充分に楽しめる。
公開された頃はちょうど”次期007役者”が取り沙汰されており、そういう興味もあってブロスナンに注目して見ていたが、少々線が細いもののアクション物を充分こなせることを実証。前作『ライブ・ワイヤー』が今一つだっただけに、安堵したことを覚えている。
ところで劇中、パトリック・スチュアートはずっと腕を吊ったままだが、何の必然性もない。これはひょっとして、単に本人が骨折かなんかしてたってだけのことかな?