「タイムマシン」
投稿日 | : 2003/09/29 21:50 |
投稿者 | : Excalibur |
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製作:ウォルター・F・パークス/デヴィッド・ヴァルデス
製作総指揮:アーノルド・レイボヴィット/ローリー・マクドナルド/ジョーグ・サラレグイ
原作:H・G・ウェルズ
脚本:ジョン・ローガン
音楽:クラウス・バデルト
監督:サイモン・ウェルズ
ガイ・ピアース/ジェレミー・アイアンズ/オーランド・ジョーンズ/シエンナ・ギロリー
サマンサ・ムンバ/マーク・アディ/フィリーダ・ロウ/オメロ・ムンバ
ローラ・カーク/ヤンシー・アリアス/アラン・ヤング/フィリップ・ボスコ
2002年
父から子へ、そしてまたその子へと続く時間旅行
投稿日 | : 2003/09/29 21:51 |
投稿者 | : Excalibur |
参照先 | : |
19世紀末のニューヨーク。恋人を暴漢に殺された科学者がタイムマシンを発明し、過去へ戻って彼女を救おうとする。ところが彼女の運命そのものは変えられないことを知り、その理由を求めて未来へと旅立つ。2030年の世界から、遂には80万年後の世界へと――。
H・G・ウェルズの原作も読んでいないし、ジョージ・パルが作った映画版も見ていないので比べてどうこうは言えないのだが(劇中では小説も映画もライブラリーに収録されているという設定なので、リメイクでも原作モノでもないってこと?)、未来世界のビジュアル・イメージなど悪くないSF映画。
モーロック族(リーダー役を演じているのはジェレミー・アイアンズだが、特殊メイクを施されて誰だかわからない状態に)が襲ってくるシーンは、ティム・バートンの『PLANET OF THE APES/猿の惑星』っぽいのは仕方ないのかな。
ただし、主人公がどうして未来を目指すのか、という動機が今一つ納得いかないのだが、「彼女が死ななければ発明されなかったタイムマシンで、彼女の生命を救うことは出来ない」という理由付けは、なんとなくわかったようなわかんないような・・・?
監督のサイモン・ウェルズは原作者の曾孫。スピルバーグの下でアニメーション映画の監督を何本か担当したが実写は今回が初めてのようで、実績よりも血統を尊重した選択のような気もする。
ちなみに体調を崩して(一説にはノイローゼとも)途中降板。『マウス・ハント』や『ザ・メキシカン』『ザ・リング』などでスピルバーグの覚えもめでたいゴア・ヴァービンスキー(最新ヒットは、勿論『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』)が監督代行を務めた。
最初はただのマヌケ面に見えるガイ・ピアースが、段々と精悍な主人公らしい顔付きに変わっていくのも面白い。