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「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」
投稿日 : 2003/10/12 10:02
投稿者 Excalibur
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監督:スティーブン・ノリントン
脚本:ジェームズ・デイル・ロビンソン
原作:アラン・ムーア/ケビン・オニール
製作:ドン・マーフィ/トレバー・アルバート
製作総指揮:ショーン・コネリー/マーク・ゴードン
音楽:トレバー・ジョーンズ

アラン・クォーターメイン:ショーン・コネリー(若山弦蔵)、ネモ船長:ナサーラディン・シャー(三夏 紳)
ミナ・ハーカー:ペータ・ウィルソン(高乃 麗)、ロドニー・スキナー:トニー・カラン(北沢 洋)
ドリアン・グレイ:スチュアート・タウンゼント(家中 宏)、トム・ソーヤー:ショーン・ウエスト(神奈延年)
ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:ジェイソン・フレミング(内田直哉)、
M:リチャード・ロクスバーグ(野島昭生)、ナイジェル:デイビッド・ヘミングス(加藤精三)

ファントム(石塚運昇)
ナレーション(池田昌子)

2003年
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ビデオ&DVDリリース開始
投稿日 : 2004/03/17 23:05
投稿者 Excalibur
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3/5にDVDが<通常版>と<アルティメット・エディション>の2種類で発売になりました。従来のように先に<通常版>を発売し、間を置いて<アルティメット・エディション>を出しなおしたら両方買ってしまうところですが、今回は同時発売だったので迷わず<アルティメット・エディション>を購入。ずらして出せば両方売れるとメーカーさんは考えているでしょうけど、もっと消費者のことを考えて今回のように正々堂々と商売して欲しいと思います(いやもしかして、しばらく経つと更なる別ヴァージョンが出るんだろうか?)。
<通常版>は音声解説付きの本編ディスクのみですが、<アルティメット・エディション>は未公開シーンやメイキング、予告編などを収めた特典ディスクも付いてます。しかし更に凄いのは「アメコミ新潮SPECIAL」と題された攻略本が付いていること。これが原作者のプロフィール紹介にはじまり、原作コミックの紹介、個々の登場キャラクターの解説、それに彼らが活躍する原典作品のダイジェストなどなど至れり尽せり。劇場で販売していたパンフレットでもこれくらい原典作品をフォローしてくれていれば、鑑賞前にそれを読むことでもっと映画を楽しめたのに、残念に思います(日本では今一つ知名度のないメンバーたちですから)。何故か松本零士の描き下し短編コミック『銀河2000光年/宇宙戦艦ノーチラス号の伝説』なども収められております。ただ面白いのは、ショーン・コネリーをはじめとする出演者たち、監督をはじめとするスタッフたちの紹介が皆無な点。映画の解説書としてはどうかとも思いますが、殊作品をより深く理解するためにはうってつけの一冊であることは間違いありません。<通常版>は¥3,300(期間限定で4/6以降は¥3,980に)、<アルティメット・エディション>は¥4,700ですが、特典ディスクとこのガイドブックで差額分は充分元が取れるでしょう。

  ×  ×  ×

なお「小説」コーナーでこの作品のノベライズを紹介しています。
ネタバレありですが、併せてご覧下さい。 ↓
http://chaos-i.com/review/novel/patio.cgi?read=127&ukey=0
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このシチュエーションに燃えずにいらりょうか?!
投稿日 : 2003/10/12 10:04
投稿者 Excalibur
参照先
アラン・クォーターメイン(H・R・ハガード『ソロモン王の洞窟』他)、ノーチラス号のネモ船長(ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』他)、ミナ・ハーカー(ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』のヒロイン)、ロドニー・スキナー(H・G・ウェルズ『透明人間』の科学者から透明になる薬を盗んだ泥棒、という設定)、ドリアン・グレイ(オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』の主人公。本人の代りに肖像画が歳をとる)、トム・ソーヤー(マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』他)、ヘンリー・ジキルとエドワード・ハイド(R・L・スティーヴンソン『ジキル博士とハイド氏』)といった19世紀末の古典的名作の登場人物たちが一堂に会し、世界大戦を勃発させようと目論むファントムと名乗る怪人物(元ネタは勿論ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』から)に挑戦する、という聞いているだけでワクワクするような冒険物語(え?僕だけ)。

原題は「ザ・リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」で、訳せば「超絶紳士同盟」とでもなるのかな。もっとも本編では「超人紳士同盟」と称されていたようだが、「誰ひとり、ただ者じゃない。」というコピーに偽りはなし。しかも彼ら同盟を招集し、指令を与えるのがMという人物なのも面白い。Mといえば『007』シリーズでジェームズ・ボンドの上司のコード・ネームでもあり、主演のショーン・コネリー(初代ボンド役者だ)繋がりで考えればニヤリとすること請け合い。しかも物語後半部分の展開では、これがある意味伏線になったりして・・・ってそれは言わぬが花。もっとも事件の黒幕が誰だかわかったところで、「へぇー、なるほど」と頷く観客はどれくらいいるんだろうか?某有名作品の有名キャラクターだったというオチがついても、「誰それ?」ってことになりかねないし、そもそも僕もほとんど読んでないんだよなー、この文芸作品群(苦笑)。まぁ粗筋くらいは押さえておいた方が良いだろう。

で肝心の映画の出来だが、物足りなさを感じる人は多いだろうし、かなり趣味に走った内容だけにノレない人は徹底的にノレないだろうことは察しがつくけど僕は充分楽しめました。監督と主演&プロデューサーのコネリーが衝突、プラハを襲った大洪水でセットが全滅・・・と製作中はトラブル続き。しかもアメリカ本国じゃ大コケしてるというから不安でいっぱいだったんだけど、意外に各キャラクター毎に見せ場も用意され(といってもキャラが立ってるというほどじゃないけどね)、集団活劇としてはまず及第点じゃなかろうか。東洋武術の使い手ネモ、パンチ一発で相手をKOするクォーターメインじいさん、殆ど超人ハルク状態のハイドetc、ビジュアル面も含めてB級臭がプンプンしてるのもまた愉し。ただ出演者にメジャーどころが殆どいないのがちょいマイナス。せっかくの強者集結ムードがまるで感じられないのが痛い。続編を示唆させる終わり方だけど、これは微妙だなぁ。もちろん、作ってくれれば見に行きますよ。というか、絶対作ってくれよ〜。

ちなみに僕が見たのは吹替版。やっぱりコネリーの声は若山さんだなぁ。2〜3気になるキャストもいるけど、まず安心して見ていられるメンバーです。しかも冒頭に流れる状況説明テロップを、なんと池田昌子さんがナレーション説明するなんてゼイタクだよな。
それにしてもこの邦題、なんのことやらわかりませぬ。時空なんか超えないし(爆)。
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