2002.08.31　東宝邦画系　116分
キャスト／金城武、鈴木杏、岸谷五朗、樹木希林、川合千春 、他

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　予告編やらポスターやら宣伝の映像で感じた感想が「和製マトリックス」で、見た後の感想も「和製マトリックス」でした…。どうもすいません…。（いやだって、アクションシーンがどうしてもそう見えてしまって…。作品全体の「煽り」がそういう雰囲気ですよねぇ…）

　アクションありSFありのエンターテイメントな作品だと思いました。金城武さんのアクションが見せ所で、要所要所にクールにアクションをこなしています。
　キャストに関しては、目立った意外性がなく、スムーズに作品の流れに入って行けますが、もう少し意外性のあるキャストでも良かったかも。でも、敵対役の岸谷五朗さんがなりきった役作りをしていますので、そう言う意味では、未来と現在を行き来するこの複雑な作品の中で分かりやすいキャストだったかも知れません。

　アクションシーンもストーリーの進行も、何となく先が読める展開になっていますが、終わりにはキチッと見る者を騙す「オチ」が用意されていますので、「面白かった」と言える作りになっています。
　ミリ役の鈴木杏さんが、健気にかわいい強い女のコを演じています。彼女の役をセクシー女優が演じていたら、また違った雰囲気の作品になったと思いますが、ここはひとつ「くそガキ＝ミリ」と、金城さん演ずる「クールな殺し屋＝ミヤモト」の魅力に引込まれて下さい。

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