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「マジンガーZ対デビルマン」
投稿日 : 2004/06/05 20:05
投稿者 Excalibur
参照先
製作:登石雋一
製作担当:茂呂清一
企画:有賀健/勝田稔男
原作:永井豪とダイナミック・プロ
脚本:高久進
音楽:渡辺宙明/三沢郷
演出:勝間田具治

(声)
富田耕生/小林清志/里見京子/石丸博也/田中亮一
柴田秀勝/北浜晴子/八奈見乗児/松島みのり
青木笑児/大竹宏/沢田和子(沢田和猫)/矢田耕司/永井一郎

1973年
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「デビル?そうか、彼がデビルマンだったのか!」
投稿日 : 2004/06/05 20:07
投稿者 Excalibur
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それまでウルトラシリーズや仮面ライダーシリーズ等でヒーロー同士の競演が描かれたことはあったが、原作者が同じとはいえ、放映局も異なる全く別番組のヒーロー同士が競演したという画期的な作品。ロボットと変身ヒーロー、機械獣と妖獣という取り合わせがかなり異質なこともあって、これは当時の子どもたちにとっては大事件であった。
物語は『マジンガーZ』世界を中心に進み、空を飛べないZに危機が迫る中、とうとう”空飛ぶ翼”ジェットスクランダーが完成するというTVシリーズに併行した流れに、突如復活したデーモン一族の妖獣をドクターヘルが味方に引き入れ、これを見たデビルマンがZと共闘するという要素を盛り込んだもの。その為引き立て役に徹したデビルマンの活躍は少なく、大言壮語した割に足手まといの印象が強く残り、またせっかく復活した妖獣も魔将軍ザンニン、マダム・シレーヌ、ブゴの三体だけ。ポチやアルフォンヌがお遊び的に出てはくるものの他のレギュラー・キャラの登場もなく、『デビルマン』という作品がかなり割を食った印象なのはファンならずとも残念である。ただこの時期TVシリーズは既に放送終了して久しく、その後日談の雰囲気もあるので、久々にデビルマンに、それも劇場の大スクリーンで再会出来るというだけでも満足すべきかも知れない。
反対に『マジンガーZ』ファンからすると、大画面一杯に繰り広げられる機械獣軍団との激突や、機械獣とは毛色の違った妖獣との対決シーンなどでロボットアニメの真髄を充分堪能出来ることだろう。この作品と、続く『マジンガーZ対暗黒大将軍』をロボット・アニメの最高傑作に推す声も少なくない。シレーヌ初登場で画面を横に倒してしまう大胆なアングル、兜甲児と不動明がバイク・テクニックを競うシークエンスでのカット割の妙、ジェットスクランダーがカタパルトへ運ばれて行く長いシーン、などなど大画面を意識した演出も見所満載。『デビルマンのうた』の使い方など、音楽面の演出も冴えている。
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