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「ヤマトよ永遠に」
投稿日 : 2000/12/28 22:04
投稿者 Excalibur
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レコードに針を落す。流れてくる「新宇宙」のメロディー・・・・。それだけであの夏に帰れる、そんな感慨抜きには語れない作品である。
「ヤマト」の劇場版としては3本目ではあるが、前作『さらば宇宙戦艦ヤマト』の続編ではなく、TVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2』及びTVスペシャル『宇宙戦艦ヤマト/新たなる旅立ち』を受けての展開。
西暦2202年、謎の黒色艦隊に制圧された地球を救うため、ヤマトは敵母星めがけて出撃する。主人公の古代進と森雪を離れ離れにしたり、新ヒロイン・真田澪(サーシャ)の健気な行動など泣かせどころも多いが、全体的にはストーリーに無理があり、敵の母星が実は200年未来の地球なのでは?というサスペンスの盛り上げ方にも不満が残る。また、パワーアップし40万光年の距離(シリーズ最長!)を縦横無尽に駆け巡るヤマトからは、逆に宇宙の狭さが感じられてしまう。
製作スケジュール的には一番余裕があったようで作画レベルも高いのだが、富山敬、青野武、潘恵子の熱演が光るクライマックス・シーンでは、奇麗ではあるものの残念ながら「画面」が、その演技に応えきれていない。アニメーションの限界である。
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Re: 「ヤマトよ永遠に」
投稿日 : 2007/09/12 23:52
投稿者 真田さん
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この作品で古代と雪の間の絆がより一層深くなるような気がします。「永遠に」をテレビで見たとき、私の叔母が一緒にいたのですが、古代の手から雪が落ちてしまった直後に古代が後を追って飛び降りる場面を見て、叔母が「本当に好きなんだねー」と言ったのを覚えています。確かに私が古代だったら、ああしてとっさに後を追って飛び降りれるだろうか?足がすくんで動けないのではないだろうか?だから、古代がどれだけ雪のことを思っていたかが感じられます。相原に捕まって連絡艇の中に引きずり込まれた古代君、無念だったろうな〜。
雪に恋したアルフォン少尉は完全に裏切り者ですね。こんなやつを技術部将校にしてしまった暗黒星団だからあっさりヤマトに負けてしまったのでしょう。でも、雪に手を出さなかったのはえらい!古代は死んだと言い張る雪に「だが、君は信じていない!君が信じているのは、古代が生きているということだ。地球の為にあくまでも戦い抜こうとする、男の命だ」と言ったこの台詞は私の中では名言です。
サーシャは言うことない位かわいいし、声も好きです。全体的に、古代と雪はどうなっちゃうの?以外は安心して見ていられる映画でした。後は音楽と歌が素敵でした。布施明さんが歌う、「愛よその日まで」はあったかい感じとさわやかな感じがあってよかった。その後流れるあ〜だけで構成される歌も素敵です。さすがヤマト!って感じです。
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Re: 「ヤマトよ永遠に」
投稿日 : 2007/04/10 16:29
投稿者 久保田r
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 感想を一言で表すと「洋風幕の内弁当」という感じの映画。一つの作品で幾つもの味が楽しめるというのが率直な感想で、まるでハリウッド映画のように次々と新たな展開が起こって興味を惹き付けるので、息をつく間もない展開の連続は「ヤマト」にしては速いスピードの作品となっていると思う。

 そう。「永遠に」は、速い。ヤマト自体が波動エンジンに改良を加えられ、速いワープが実現し(ヤマトのワープを目撃した暗黒星団帝国の司令官が「何と速いワープだ」と感嘆のコメントを発している)、連続ワープも可能になった。これによりイスカンダルよりも遠い遥か40万光年の移動が短時日で可能になり、波動砲の威力も増し、波動カートリッジ弾も装備され、ヤマトの威力はパワーアップした。このようにヤマトが速くなったことで、ストーリーも速い展開の連続となっている。

 ストーリーが速く展開しているように思えるのは、古代とユキが離ればなれになったことにより、ヤマトと地球の様子が交互に展開されているから。そのうえ、古代とユキにそれぞれ思いを寄せる人物が現われ、どちらの様子も目が離せない展開となっている。古代とユキを離ればなれにしたのは、思い切った展開だと思う。が、ふたりのファンにとっては辛いところ。こうした辛い経験がふたりをより成長させるのだと分かっていても、ファンには見るのが辛い。高速連絡艇で力の限りユキを助け上げようとする古代の必死の表情と、無念にも古代の手から滑り落ちて行く時の縋り付く力の残ったユキの指の表情が辛く、思わず涙を誘う。愛し合う恋人同士が引き離されるこの瞬間のシーンが、これまでの「ヤマト」とは違う質の作品であることを示している。

 「永遠に」は、冒頭から暗黒星団帝国のメカが次々と登場し、ヤマトにも新たな装置とキャラが登場し、スターシャと古代守の娘、サーシャが登場したことで、見所と話題が満載となっている。これまでの「ヤマト」は、そういった設定よりもストーリー重視のところがあったので、その点では「永遠に」は、設定重視という感がするが、それでも「永遠に」で加えられた改良はその後の作品で活かされているので、ヤマトに目新しさを加えたという点では良かったと思う。だが、ストーリーの方はどうだろう。「ヤマト」にしては少々軽い感じがするのは私だけだろうか。設定が多すぎて中味がサラっと流れている感触がそう思わせるのだろうか。
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Re: なぞ
投稿日 : 2004/05/05 17:44
投稿者 Excalibur
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公開前日から劇場に徹夜で並んだという唯一の作品。そのせいか、出来不出来はさておき一番思い入れが強い作品でもあります。あの「ワープ・ディメンション」の衝撃は、もう二度と体験出来ないんだろうか・・・。

それはともかく、当時から気になっている疑問点がこれ。
暗黒銀河を越え白色銀河へ到達したヤマトは、そのまま敵の母星ヘ。そこで「200年後の地球」を自称する連中に、古代たち乗組員は自分たちの歴史映像を見せられる。その結末は敵母星を脱しようとして撃沈されるヤマトの姿。そして「西暦2402年ヤマト帰還せず」とテロップが出て終わり、乗組員は絶望にかられる・・・・。
のだが、ちょっと待て?未来人(自称)は、なんでそんな「これから起こる」ことを知ってるんだ? ヤマトは敵母星ヘ向けて発進した、そこまでしか地球人は知らないはずなのだ。仮にそのまま撃沈されたとしても、単に行方不明で片付けられるはず。ようするにヤマトが帰ってきて「オレたちは200年後の地球に行っちゃったんだよ〜ん」とでも言わない限り、わかるわけがないのである。当然記録映像なんかも作れない。
それ以外にも未来人が攻撃してくるとタイム・パラドックスが生じてくるハズだとか色々問題点は山ほどあるんだけど、この程度のハッタリに引っ掛かる乗組員も乗組員だよなー。相原くんがくすねてきたグラスに指紋がない、なんつーことよりもよっぽど根拠があるじゃん(実際の未来人が、暗黒星団帝国の連中のように全身を機械化してる可能性はないのかい?)。それにスフィンクスやらの遺跡を見せたりもするが、これはノベライズ版でも触れられているように、本物は全てガミラスの遊星爆弾でやられちゃってるそうだし。みんな舞いあがっちゃってたんでしょうかね。
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作品データ
投稿日 : 2001/01/21 21:47
投稿者 Excalibur
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製作・総指揮:西崎義展
原作:松本零士、西崎義展
監督・総設定:松本零士
監督:舛田利雄
チーフ・ディレクター:勝間田具治
脚本:舛田利雄、山本英明、藤川桂介
音楽:宮川泰

(声)
富山敬/麻上洋子/仲村秀生/永井一郎/青野武
潘恵子/野沢那智/大平透/羽佐間道夫

1980年
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