「BODY」
投稿日 | : 2004/09/24 00:14 |
投稿者 | : Excalibur |
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主演がマドンナとウィリアム・デフォー。『羊たちの沈黙』で始まったサイコ・ミステリー・ブームは、『氷の微笑』を経てエロティック・サスペンスとなったが、この作品が真打という感じである。シチュエーションからして『氷の微笑』と比較され続け、製作者側も大いに意識した発言をしていた(曰く「全く別物である」といういつものパターン)が、この内容では仕方あるまい。片や刑事、片や弁護士という違いはあっても、男が女に振り回されるのは同じである。所詮は比較論でしかものが言えないけれど、確かに二転三転の展開は見応えがあるものの、ネタバラしの部分などはちょっと底が薄いというか、奥行きのなさを感じさせてしまうものがある。ただマドンナは好演だし、映像も見応えのあるものだったので、欠点は台本というよりもストーリーそのものか。
ウリ・エデル監督、1992年。
作品データ