「病院坂の首縊りの家」
投稿日 | : 2004/10/24 19:27 |
投稿者 | : Excalibur |
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石坂浩二&市川崑の<金田一シリーズ>5作目にして最終作。原作においても金田一耕助最後の事件である。
前四作に比べるとタイトル・バックからして雰囲気がちょいと違い、物語の展開が淡々としていて盛り上がりに欠ける嫌いがある。演出は説明不足、台詞は説明過多なのは相変らずだが、シリーズの打ち止めとしてはこんなものかな。出来としてはやはり一番劣る。
ところでシリーズ通して気になっているのは、金田一と加藤武演じる等々力警部(『犬神家の一族』は別人だったっけ?)が、毎回毎回初対面なこと。一見さんに配慮した結果かもしれないが、シリーズならではの楽しみが削がれているような気がして納得いかなかったのだが、今回だけ「あの男、どっかで・・・」というような中途半端な台詞が用意されているのはなんでだろう?
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