「類猿人ターザン」 (1981)
投稿日 | : 2004/12/20 23:41 |
投稿者 | : Excalibur |
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監督のジョン・デレクが、自分のカミさんボー・デレクを主演に据えて撮った、ジェーンが主役の”ターザン”映画。「私、バージンだから」と言いながらターザンに迫るジェーンという設定は、パロディかコメディのつもりかと思いきや、当人たちは大マジメで作ってるようだ。
トレード・マークのMGMライオンが吼えるかわりにエイプ・コールをし、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚バナシが出てくる(丁度タイムリーな話題だったのだ)オープニングは兎も角(今ならブラック・ジョークでも済まされないだろうケド)、後はひたすら(一応)シリアスに物語は進んでいく。
それにしてもターザンはなかなか出て来ないし、出て来たら出て来たでスローモーなアクション・シーンは緊迫感ゼロ。メイン(?)のはずのボー・デレクのヌードにしたって、脱ぎ惜しみとは言わないけれど、もう少し見せ様があろうというもの。プロデューサーも兼任してるくせに。
結局は見せ場が一つもないヘンな映画が出来ちまいました。
作品データ