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「エイリアン2」
投稿日 : 2004/12/23 23:03
投稿者 Excalibur
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脚本・監督:ジェームズ・キャメロン
製作:ゲイル・アン・ハード
製作総指揮:ゴードン・キャロル/デヴィッド・ガイラー/ウォルター・ヒル
音楽:ジェームズ・ホーナー
 
シガーニー・ウィーヴァー/マイケル・ビーン/キャリー・ヘン/ランス・ヘンリクセン
ポール・ライザー/ジャネット・ゴールドスタイン/ビル・パクストン/ウィリアム・ホープ
アル・マシューズ/マーク・ロルストン/リッコ・ロス/コレット・ヒラー

1986年
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「今度は戦争だ」
投稿日 : 2004/12/23 23:03
投稿者 Excalibur
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前作から57年後、ノストロモ号唯一の生存者リプリーは漂流中を救助され、地球圏へと帰還を果す。エイリアンの恐怖を訴えるリプリーだったがその訴えは退けられ、あろうことか卵の発見されたあの惑星が植民地となっている事実を知らされる。半ば狂人扱いされたリプリーだったが、彼女の危惧は現実のものとなった。植民地との連絡が途絶えたのだ。救助に向かう海兵隊の宇宙船、その船内には請われてアドバイザーとなったリプリーの姿もあった。

前作のホラー・テイストから一転して、今度は原題(”ALIENS”)通り登場する複数のエイリアンと海兵隊員による戦争アクション映画へ。その発想の転換がまず素晴らしい。続編に名作なしとは良く言われるが、なまじ同工異曲でパターンを踏襲しようとすると様々な壁にぶち当たるのだ。
監督は『ターミネーター』を当てたばっかりの、新進ジェームズ・キャメロン。このプロジェクトに参加する前に『ランボー/怒りの脱出』に関っていたせいか、どちらも強いアメリカ万歳!のイケイケドンドン映画になっているのはご愛嬌。
まるで蟻か蜂のような生態系とされたエイリアンの設定は、世界観の統一性という観点からはどうなのかとか、パワーローダーの登場はやりすぎだとか(『機動戦士ガンダム』との類似性は指摘されるが、むしろ本家『宇宙の戦士』のパワードスーツに近い。もっとも日本のロボットアニメからインスパイアされたと監督自身もコメントしている)、要するに続編としては邪道だと言う意見にも頷けるのだが、少なくても既製品の殻を破り突抜けた作品になっていることは素直に認めたい。それにホラー嫌いな僕でも、この作品は大丈夫だ。

最後が、ニュートと擬似親子関係が芽生えたリプリーとエイリアン・クイーンとの母親同士の一騎打ちになることも色々批判されてはいるが、自分的には納得である。ただ2時間半近い上映時間は些か長すぎる。と思っていたら、現在は3時間近い<完全版>がリリースされ、この公開版は半ば封印状態になってしまった。キャメロンの監督作品には『アビス』や『ターミネーター2』など別ヴァージョンの<完全版>が多く(『トゥルー・ライズ』や『タイタニック』にもその存在が噂されている)、それらは所謂<ディレクターズ・カット版>でもあるのだが、面白いことに本作に関しては監督自身が認めているのは公開版のみなんだそうである。
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