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「キングダム・オブ・ヘブン」
投稿日 : 2005/04/27 16:14
投稿者 MIHO
参照先 Http://blog.goo.ne.jp/miho5124/
九段会館で行われた「キングダム・オブ・ヘブン」(天国の王国)の試写会に行って来ました。
18時開場、18時半開映です。
監督 リドリー・スコット
主演 オーランド・ブルーム(ロード・オブ・ザ・リングのレゴラス様)
ストーリー 十字軍とエルサレムそしてサラセン帝国(イスラム)との戦い その合間にちょこっと恋愛。

感想
学生のときに世界史で十字軍のところをサボった人は、かなり難しいです。
その上、無宗教や仏教徒にはかなり難しいです。
そして、2時間20分あります。
レゴラス様ファンにしても、かなり最初は辛いです。
鍛治屋で、子供を亡くし妻にも自殺された主役のバリアンが、偉大な騎士の父が現れたことによって
十字軍に参加し どんどんわらしべ長者のごとく出世していきます。
エルサレムの王女さまとは、不倫しちゃうし(いいのか?)でも王国を建て直しちゃう。
(村で鍛治屋をやっていた知識のおかげかな)
エルサレムの王様の信頼も受け、最後はサラセンと戦うんだけど ここは「ロード・オブ・ザ・リング」?
ってな感じっす(負け戦でも頑張ってしまうっていう感じ)。
この映画の主題は、最後の最後にサラセン王国の王様とバリアンで話し合いをするんですが
そこで王様が言った言葉にすべてがあります。
もう、この言葉の為に2時間映画を観ていましたって感じです。
この言葉に、現在の宗教戦争の真理がありますね。
ぜひ、戦争をやっていらっしゃる方々にご覧になっていただきたい作品ですな。

レゴラス様ファンの方で、世界史をお勉強された方はレディースディにご覧ください。
お勉強しなかった、レゴラスファンの方は レンタルビデオになるかテレビで放映されるまで
待たれた方が賢明です。
難しいですよ、この映画は。
世界史をお勉強して、監督のファンの方は是非公開されたらご覧ください。
前売り券を購入されるのをお勧めします。

十字軍については、中学の世界史の授業で調べさせられたので 普通の授業でやったよりは理解していたつもりでしたが
最初から眠気でやられてしまうところでした。
かなり淡々と進みます。
チラシやHPで、話を掴んでからご覧になられた方がよいかもしれません。
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nothing そして everything
投稿日 : 2005/05/15 21:29
投稿者 Excalibur
参照先
お話の舞台となっているのは1184年で、これは第2回と第3回の十字軍の間の出来事。そして主人公のバリアンをはじめ、国王ボードワン4世、その妹・王女シビラ、シビラの夫で後に国王となるギー・ド・リュジニャン、ギーと共謀することとなる貴族ルノー・ド・シャティヨン、サラセンの王サラディンなどは皆、実在の人物。事実に即しながら、時には大胆な脚色を施して紡ぎあげた一大叙事詩なだけに、やはりある程度は世界史の知識がないと辛い。知らなければ全く楽しめないか、というとそうでもないが、やはり十字軍の謂れ、キリスト教とユダヤ教、それにイスラム教の関係などは最低限抑えておいた方が良い予習ポイントである。それが無理なら、早めに劇場へ行ってパンフを買って目を通しておくのが無難か。
上映時間は2時間25分だが、オリジナルは3時間40分あるそうで、前半はバサバサ切りました、というのがありあり。おかげで人間関係が今一つ掴みづらいが、中盤から後半にかけてはスペクタクル・シーンが続出で見応えは充分。なぜバリアンがエコ贔屓・・・もとい、皆から頼りにされているのかが良くわからないのだが、これもカット・シーン故か。父が偉大な騎士だったからといって、それだけの理由で息子が重用されているとも思えないのだが、このあたりは完全版<ディレクターズ・カット>のリリースも計画されているようなので、それを待ちたい。
大作の初主演となったオーランド・ブルームも、『ロード・オブ・ザ・リング』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『トロイ』と立続けにコスチューム・プレイに出演してきただけあって流石に映える。まだ貫禄はないものの、黙っていても絵になる存在感というかオーラのようなものがあり、役者としての華を感じさせていて、主演俳優としても充分合格点だ。ただ、役柄のせいもあるが、表情にやや乏しいのは難。それでも彼が持つ清潔感が品をもたらし、キャラクターを救っている。
ジェレミー・アイアンズ、リーアム・ニーソン、エドワード・ノートン、ブレンダン・グリーソン(オーリィとは『トロイ』繋がり)、デヴィッド・シューリス、マートン・ソーカス(共に『タイムライン』からのスライド)らベテラン勢が脇を固めているが、終盤のクライマックスへ向けて続々退場。最後は事実上オーリィの独壇場となるのだが、これもあたかもオーリィの役者としての一人立ちを祝福しているかのようだ(リーアム・ニーソンなどは出番が少な過ぎるのが勿体無いくらい)。そうはいっても、これは決してオーリィ中心のアイドル映画などではない。歴史物の大作というイメージからすると些か華やかさに欠けるくらい、地味で実直な漢のドラマになっている。

今回は吹替版を見たが、字幕版は例の大御所の担当で相変らず物議を醸し出している。実際試写会後に手直しが入ったようだが、それでも両方を見比べた人は吹替版を推してる由。この悪しき風潮は何とかならないものだろうか。
ただ評価の声の高いこの吹替版も、実はキャスティングが微妙である。リーアム・ニーソンの津嘉山正種は文句無しだが、ジェレミー・アイアンズの有本欽隆、マートン・ソーカスの大塚芳忠らは巧いのだけれども合っていない。内田夕夜のオーリィも、もしもこれが最初だったなら許せただろうと思うが、既に『ロード〜』、『パイレーツ〜』、『トロイ』の3作で平川大輔という絶妙の配役を得ているだけに、どうしても違和感が先に立つ。ビデオ・DVDリリース版も同じだろうから、平川版の実現は(何年先のことかわからないが)TV放映の時のお楽しみに取っておこう。

                (2005/5/15 T・ジョイ大泉 シアター9)
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作品データ
投稿日 : 2005/05/15 21:23
投稿者 Excalibur
参照先
監督:リドリー・スコット
脚本:ウィリアム・モナハン
製作:リドリー・スコット
製作総指揮:ブランコ・ラスティグ/リサ・エルシー/テリー・ニードハム
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

オーランド・ブルーム/エヴァ・グリーン/ジェレミー・アイアンズ
デヴィッド・シューリス/ブレンダン・グリーソン/マートン・ソーカス
リーアム・ニーソン/ハッサン・マスード/エドワード・ノートン

<吹替版キャスト>
内田夕夜/山田里奈/津嘉山正種/大塚芳忠/有本欽隆/大滝寛 

2005年
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