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「ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」
投稿日 : 2005/05/18 10:38
投稿者 久保田r
参照先
1998年

監督:湯山邦彦
原案:田尻智
脚本:首藤剛志

<キャスト>
サトシ:松本梨香/ピカチュウ:大谷育江/ミュウツー:市村正親/カスミ:飯塚雅弓/タケシ:上田佑司/トゲピー:こおろぎさとみ/ムサシ:林原めぐみ/コジロウ:三木眞一郎/ニャース:犬山犬子/ジョーイ:白石文子/サカキ:鈴置洋孝/ソラオ:古谷徹/他

<あらすじ>
ミュウの遺伝子から人間によって作られたポケモン、ミュウツー。ミュウツーは、次第に命を弄ぶ人間に憎しみを覚える。その怒りと憎しみのパワーを自らの野望の為に利用しようとロケット団のボス、サカキが現れる。だが、ミュウツーは、サカキの横暴さにも嫌気が差し、自らが人間を支配しようと、優秀なポケモンを集める為の招待状を各ポケモントレーナーに送った。
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Re: 「ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」
投稿日 : 2005/05/18 10:39
投稿者 久保田r
参照先
 命について考えさせられる映画。ミュウツーは、出生の不幸を呪い、自分を作った人間を支配する為に自分と同じようなコピーポケモンを作ろうとする。それがミュウツーの考えた逆襲のシナリオなのだが、悲しみは悲しみを生むという輪廻に嵌っていて、とても辛い展開となっている。

 オリジナルポケモンとコピーポケモンが戦うシーンは、切々と「命」が伝わって来る。同じ姿をした者同士が戦う姿は、お互いの命を否定しあっているようで、痛いほどの辛さがこみ上げて来る。オリジナルでもコピーでも同じ命に変わらない。ミュウツーは、戦うことでようやくそのことに気づく。辛い戦いの果てに…。

 戦いに巻き込まれ、意識を失って倒れたサトシの意識を取り戻させようとするピカチュウの姿に涙。よろよろになりながらサトシに電撃を浴びせ続けるピカチュウが愛しく切ない。ピカチュウとサトシの絆の深さに涙。

 バトルがフィーチャーされているポケモンであるが、この作品は正面から「命」に向き合っている。命の大切さ。作られた命も命。簡単に消し去れるものではない命。また簡単に作れるものでもない命。クローン技術の発達している現代に考えさせられる作品。
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