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「タイタンA.E.」
投稿日 : 2006/02/28 15:06
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:ドン・ブルース/ゲイリー・ゴールドマン
製作:ディヴィッド・カーシュナー/ゲイリー・ゴールドマン/ドン・ブルース
原案:ハンス・バウアー/ランドール・マコーミック
脚本:ベン・エドランド/ジョン・オーガスト/ジョス・ウェドン
アニメーション監督:レン・サイモン
音楽:グレーム・レヴェール
音楽監修:グレン・バラード
EP:ポール・ガーツ
字幕:戸田奈津子

<声の出演>
マット・デイモン/ビル・プルマン/ジョン・レグイザモ/ネイサン・レイン/ジャニーヌ・ギャロファロ/ドリュー・バリモア/ロン・パールマン/アレックス・ディー・リンツ/ジム・ブラウアー

<ストーリー>
西暦3028年、地球はドレッジ・エイリアンによって爆破させられた。幼いケールは、父親と離ればなれになり、肉体労働をして生き延びていた。地球爆破から15年後。コルソという男性がケールを尋ねて来る。「君は、人類の希望だ」──。

2000年/アメリカ/20世紀フォックス映画配給
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Re: 「タイタンA.E.」
投稿日 : 2006/02/28 15:06
投稿者 久保田r
参照先
 最新の3D-CGIを駆使し、製作期間3年、制作費1億ドルを費やして製作されたSF映画!と大看板を掲げている作品ですが、公開からもう何年も経っているので、目を見張るような映像技術の感動はありません。シナリオもアメリカ映画特有の男と女がいて惹かれあって互いに助け合って目的を達するという王道なので、心を打つような展開はありません。キャラクターも然り。みなタフで、個性豊かで、主役の男女は家族を亡くした影を背負っており、約束通り脇役が裏切り、更生し、最後に主人公を助けるという展開。この映画のここが一押しという重点的なところもなく、メッセージ力もなく、ストーリーにもこれといった山場がなく淡々と流れ、多大な期待をして見ると肩すかしを食ってしまう──というのが率直な感想。

 ケールの父親が乗って地球を脱出した「タイタン」には、地球の生物の「素」が積まれているという発想は良いし、その「タイタン」を見つける鍵がケールという青年であるという主人公の設定も良いと思う。しかし、ドレッジ・エイリアンが何故人間を根絶やしにしようとしているのかそれが分からず、ストーリーに入り込めないのが難点。色んな姿形をしているキャラや、色んな星の個々の設定など、バラエティ豊かなSF設定ではあるので、もっとCG以外の部分にも心を配れば、日本のSFアニメに目が肥えている日本のアニメファンにも訴えることが出来たかも知れないと思う。宇宙の描写は綺麗。だけど、キャラクターの心理描写が今ひとつ。日本のアニメは瞳の揺れ加減やキャラクターの喜怒哀楽の表情の付け方が上手いので、日本のアニメに見慣れていると物足りなさを感じるアニメーションである。いっそのこと実写の方が良かったのかも知れない。実際の役者の表情だったらもう少し感情移入して見ることが出来たかも知れない。そう残念に思うアメリカ産SFアニメ映画。
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