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「コルシカン・ファイル」
投稿日 : 2009/10/02 15:30
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:アラン・ベルベリアン
製作:イーラン・ゴールドマン
原作:ルネ・ペティヨン
脚本:クリスチャン・クラヴィエ、ミシェル・テルガド
音楽:アレクサンドル・デプラ

<出演>
クリスチャン・クラヴィエ/ジャン・レノ/カテリーナ・ムリーノ/ディディエ・フラマン/アルベール・ドゥレ/ピエール・サラスカ/ビド、他

<ストーリー>
アンジュ・レオーニという人物を捜しに、私立探偵のジャックは、コルシカ島へとやって来た。しかし、島の人々は、レオーニの名前を聞くと態度が一変し、よそ者のジャックに対して冷たい態度。やがて単純な筈の人捜しの仕事に幾つかの組織の思惑が絡み始め…。

2006年 フランス
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Re: 「コルシカン・ファイル」
投稿日 : 2009/10/02 15:33
投稿者 久保田r
参照先
 地中海に浮かぶコルシカ島を舞台に、コルシカの民族性やしきたりなどを盛り込みながら、警察やその他の権力から逃げ続ける男二人の様子を描いた作品。タイトルのイメージや、拳銃を握っているジャン・レノの風貌から、サスペンス・アクションのような印象を受ける映画だが、中を見ると想定に反して始めから終わりまで軽いタッチのアクション・コメディ。美女を交え、爆破騒ぎを起こしながら権力からひたすら逃げ続ける。

 ジャン・レノが演ずるアンジュ・レオーニは、コメディ的な台詞や動きはなく、相棒となるクリスチャン・クラヴィエ演ずる私立探偵のジャック・パーマーにも特別なコメディ的要素はないが、どこか間の抜けた愛嬌のあるやりとりで何となく作品全体が軽妙な雰囲気に包まれている。二人を取り囲む脇役たちがトボケた台詞と役柄を演じていて、深夜に酒場で島に伝わる歌を大勢で大声で歌ったり、「夜中の爆発は心臓に悪い。いつ爆破する?」と訊いたり、覆面集団の中で一人だけ甥っこから借りた赤い覆面を被っていたりと、どこかほのぼのとした笑いがまんべんなく入っていて気軽に楽しめる。

 で、幾つかの爆破騒ぎを起こしながらもアンジュ・レオーニに掛けられた容疑は、公判であっけなく事なきを得、あの島中を巻き込んだ逃走劇はなんだったの!?というような幕引き。でも、騒動の最中に仲良くなったジャックとアンジュ・レオーニの妹が夫婦となり、レストランを切り盛りしている様子は、微笑ましいラストシーンとなっていて後味の良い作品だった。
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