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「ティム・バートンのコープスブライド」
投稿日 : 2008/10/03 16:41
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:ティム・バートン、マイク・ジョンソン
製作:アリソン・アベイト、ティム・バートン
製作総指揮:ジェフリー・オーバック、ジョー・ランフト
脚本:パメラ・ペトラー、キャロライン・トンプソン、ジョン・オーガスト
撮影:ピート・コザチク
音楽:ダニー・エルフマン

<キャスト>
ビクター:ジョニー・デップ(木内秀信)/エミリー:ヘレナ・ボナム=カーター(山像かおり)/ビクトリア:エミリー・ワトソン(小林さやか)、他

<ストーリー>
成金の魚屋の息子のビクターと没落貴族の娘のビクトリアの結婚式が、親同士の話し合いのもとに執り行われようとしていた。だが、ビクターが誓いの言葉を覚えられず式は延期。外で誓いの言葉を練習していたビクターは、誤って死者のエミリーの指に結婚指輪をはめてしまう。

2005年 イギリス
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Re: 「ティム・バートンのコープスブライド」
投稿日 : 2008/10/03 16:42
投稿者 久保田r
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 ストップモーション・アニメ撮影で作られた作品。実写とアニメの中間のような感覚のする映像で、各キャラクター達が生き生きと滑らかに動いている。またこの作品は「チャーリーとチョコレート工場」と同時進行で制作され、監督を始め主役の声のジョニー・デップ等、一部のスタッフとキャストが重複している。

 ティム・バートンと言えば同じくストップモーション・アニメで作られた「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」が有名で、ジョニー・デップと言えば「パイレーツ・オブ・カリビアン」が有名で、両者の揃ったこの作品は、例えアニメ作品といえども十分な話題性を持っている。

 この「コープスブライド」は、生者のビクターが誤って死者のエミリーに結婚の誓いの言葉を述べ指輪まではめてしまって、生者と死者が夫婦になるというなんとも奇妙なバランスのストーリー。ビクターという青年が、気が弱く押し切られやすい面を持っているため、見ていて歯がゆい思いがするが、優しい彼の性格が死者のエミリーにも本来の婚約者の生者のビクトリアにも伝わり、ほんわかとした気分にもなる。エミリーを取り巻く死者のみんなも明るく愉快で死者であることを楽しんでいるので、死者になるのも悪くない!?と思わせるところがポイントであるけれども、でもやはり生者と死者はいるべき場所が違っていて、ラストはみんなが納得して落ち着くべきところに落ち着くほっとするストーリーとなっている。

 カラーではあるけれども、ほとんどが夜が舞台となっており、また、死者の世界観を表現するためモノクロっぽいブルーで覆われた色彩で綺麗。風になびくエミリーのウェディングドレスも優雅で、童話のようなファンタジーを綺麗な映像美で味わうことができる。
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