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「ユー・ガット・メール」
投稿日 : 2008/01/11 17:15
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:ノーラ・エフロン
製作:ノーラ・エフロン、ローレン・シュラー・ドナー
脚本:ノーラ・エフロン
撮影:ジョン・リンドレイ
音楽:ジョージ・フェントン
美術:ダン・デイヴィス
編集:リチャード・マークス
字幕:戸田奈津子

<出演>
トム・ハンクス/メグ・ライアン/パーカー・ポージー/ジーン・ステイプルトン/ステイーヴ・ザーン/デイヴ・チャペル/グレッグ・キニア、他

<ストーリー>
ニューヨークの街角で児童書専門の小さな書店を営んでいたキャスリーンは、インターネットで知り合った男性とのEメールのやりとりを楽しみにしていた。ある日、キャスリーンの店の近所に大型書店が出店。たちまちキャスリーンの店は業績不振となり、気持ちが滅入る日々。実は、ライバルの大型書店の御曹司とキャスリーンはメールの相手だった。

1998年 ワーナー・ブラザーズ映画配給
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Re: 「ユー・ガット・メール」
投稿日 : 2008/01/11 17:18
投稿者 久保田r
参照先
 メグ・ライアンの可愛らしい演技がキュートなラブ・ストーリー。お相手は、「めぐり逢えたら」で共に主演を務めたトム・ハンクス。監督も「めぐり逢えたら」のノーラ・エフロン。ゴールデン・トリオによって作り出された会心作。

 本名も顔も知らない相手とのメールのやりとりは、夢があってロマンがあるもの。相手の思いが綴られた文章を何度も心の中で反芻し、自分の思いを綴って返信する。その繰り返しの中で、恋にも似た感情がお互いの中に募っていく。この作品は、そういった思いを現実生活の厳しさを交えながら丁寧に描いている。

 この作品の面白いところは、メールのやりとりでは理想の相手が現実生活ではライバル関係にあり、犬猿の仲であるということ。メールの相手だと知らない段階でこっぴどく言い合いをした二人が、この先どのような展開で結ばれるのだろうかという、先の見えない展開に興味がそそられる。二人にはお互いに一緒に暮らしている恋人がおり、現実生活ではライバル関係にあり、顔を会わせれば言い合いばかりで障害ばかりの関係。その二人が、メールでは弱い部分も吐露して心の支えとなるやりとりをしているので、どうにか克服して上手く実って欲しいと心からエールを送りたくなる内容となっている。

 ネタバレとなるので、詳細な展開については触れないが、メグ・ライアンが演ずるキャスリーンの明るくて真っすぐな性格に安らぎを感じる。そして、キャスリーンのことが好きだと決心してから慎重に行動するトム・ハンクス演ずるジョーにも健気さがあり、切なさが感じられる。仕事か恋かで、恋を選んだ感のある展開となっているが、店を閉めるという勇敢な決断をしたキャスリーンには、新しい人生が幕を開けた。そして、心の目で選んだ恋人と時間をかけてようやくめぐり逢えた。
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